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2017.3.11

ツアー初V 完全優勝へ前進 青木がスイッチオン!

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第2戦『ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会2日目が11日、高知県香南市・土佐カントリークラブ(6,228ヤード/パー72)で行われた。強風が吹き荒れ、優勝争いは一転して混戦模様。青木瀬令奈が苦しみながらも、通算6アンダーで首位を守った。1打差の2位タイで、大山志保、藤崎莉歩、キムハヌルが逆転を狙う。(天候:晴れ 気温:14.4℃ 風速:7.8m/s)

 プラスとマイナスのせめぎ合い。そして、プラスが勝った。首位を守った青木瀬令奈がしみじみと語っている。「今日は、朝から体の動きが悪く、(故障している)右ひざが動かない。その影響で練習場からショットが乱れ気味でした。本当に長い1日…」。

  前半の9ホールは2、5番でボギーが先行する。怪しいムードが青木を包む。そのままズルズルと後退しそうな流れを振り切ったのは、ハーフターンのインターバル。「思考がマイナス思考になっている。休憩をとったことでうまく気持ちが切り替えられた。結果にばかり気をとられていたと思う。」という。リフレッシュすることでバーディーを呼び込む。確かに、プレーが変わった。

 そうはいっても、自問自答の連続。これが1年間、独自に取り組んできた心理学だ。「勝ちたいか?」、「はい」。「良いスコアで回りたいか?」、「はい」など、内面の自分に向き合っている。己に勝たなければ、敵に勝てるわけなどない。こうして、プラスの考えを維持し続けた。 

 「首位にいることはうれしい。でも、私としては最終日、追う立場が楽です。ただ、あしたも優勝争いできることは幸せ。優勝はしたい。だけど、その前に1日、いいプレーをすることが大事ですね」。結果は後からついてくるのではない、といったのはイチローだ。困難を伴いながら、出すものだ。この日のプレーを見ながら、そんなことが脳裏に浮かんだ。

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