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2017.4.9

大逆転劇でテレサ・ルーが今季初優勝を飾る

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2017年度LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会最終日が、兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(6,293ヤード/パー72)を舞台に行われた。(天候:曇り 気温:16.3℃ 風速:3.9m/s)

 首位と4打差の2位タイからスタートしたテレサ・ルーが1イーグル、4バーディー、2ボギーの4アンダー68をマーク。通算11アンダーとして逆転で今季初優勝を飾った。

 スタートして間も無い3番パー3で優勝への引き金となるスーパーショットが生まれた。8番アイアンで放たれたティショットがカップに吸い込まれてホールインワンを達成。これでテレサは完全に流れを引き寄せた。

 「奇跡が起きました。(申ジエさんは)2日続けてノーボギーだったし、勝てるとは思っていませんでした。今日はたくさんバーディーをとることを考えていたんですが、3番ホールでホールインワンがきて、チャンスができたと思いました」。

 今シーズンは『アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI』で若林舞衣子が最終日にホールインワンを出して優勝を飾っているが、ツアーでは今回のテレサで6人目の記録(1990年以降)となる。しかも若林は昨年の3月に、テレサも同じく昨年の12月に入籍した新婚という境遇も重なった。

 「開幕からベスト10にも入れず、焦りの気持ちはありました。ただ、自分のゴルフは自分が一番わかっているので、ゴルフ自体はそれほど悪くないと思っていました。だから来週は休んで台湾に帰る予定だったので、それで少しリフレッシュできるかなと思っていたんです。それがまさか今週優勝できるとは思っていませんでした」。

 結婚は人生の大きな転機だが、同時に戦いの場に身を置く彼女たちにとっては、結果を出さなければならないというプレッシャーを受けることを意味する。結婚したから成績が悪くなったと言われたくなかったとテレサは言う。ただ、そんなプレッシャーを感じながらも旦那さんの存在が大きなプラス要素になっていることを今回の優勝では証明できたのではないだろうか。精神面での充実がテレサをさらに強くしていることは間違いない。

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