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2017.5.5

川岸史果、圧巻の31 単独首位へ浮上

<Photo:Atsushi Tomura&Matt Roberts/Getty Images>

 2017年LPGAツアー公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2,400万円)大会2日目が5日、茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部西コース(6,670ヤード、パー72)で行われた。好天に恵まれ、大ギャラリーの声援とともに、各選手が素晴らしいプレーを展開。2日連続の68をマークし、通算8アンダーとスコアを伸ばした川岸史果が単独首位に立った。1打差の7アンダー、2位は岡山絵里。3位タイの通算4アンダーはコジンヨン、キムハヌルの韓国勢がつけ、ディフェンディングチャンピオン、レキシー・トンプソンは通算1アンダー、9位タイで決勝ラウンドへ。(天候:晴れ、気温:23.8度、風速:2.6m/s)

 3度目の正直はあるのか。川岸史果は、「はい」と答えた。最終日、最終組は2日後の話でも、全身にパワーが満ちていることがわかる。圧巻は、後半の9ホール。11番で3メートルのバーディーパットを沈めると、一気に波に乗った。12、13番と3連続でバーディーを奪うなど、31で締めくくる。

 「前半は距離感がさっぱり合わなかった。苦しい展開です。でも、ハーフターンでスコアボードを見たら、トップがスコアを伸ばしていた。後半は気合を入れて、バーディーをとろう」と、活を入れる。初のフル参戦の今年、上位で争うことが多く、1戦毎の経験値は計り知れない。

 当初、川岸は、「優勝したい」と話したが、父の良兼からは、「父方の祖母が大会3日目に来る。予選は通ってね」と送りだされたそうだ。その課題をクリアするどころか、公式戦初出場で初優勝という偉業まで視界へ入る状況。プレッシャーよりも楽しみが多いとアピールするのが、怪物2世の証明だろう。

 「4日間大会は相性がいい。そこが強みになると思います。まわりの人からは、プレースタイルはアメリカ向きだから、行った方がいい、といわれているし、優勝できたら3年シードがとれる。そちらへも、チャレンジしたい」。

 余暇には、さまざまなスポーツを観戦する。「アスリートが、真剣勝負をしている姿を見ることが好き。もちろん、自分の試合もDVD録画して見ている。ポイントはやはり、最終日。今年、最終日、最終組のプレーは2回あった。今度は、3度目の正直に。決勝ラウンドのあす、あさっても、それぞれ4アンダーでプレーできれば、と思う」。

 ここ2年、今大会は川岸と同世代のチョン・インジ、トンプソンが制している。世界基準で完全優勝のシナリオなど、夢はふくらむ。

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