2017.5.7
4位の川岸史果 『つけ入るスキがなかった』
<Photo:Atsushi Tomura&Matt Roberts/Getty Images>
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)最終日
公式戦初出場で4位。川岸史果は、「悔しい」と心の底から言葉を絞りだした。今季、最終日の最終組は3回目。今度こその気迫があふれていた。スタートホールで残り128ヤードの第2打を、90センチにつけバーディー発進を決めている。首位のキム・ハヌルへプレッシャーをかけるつもりだったが、「付け入るスキがない。グリーンへのショットも、3パットしないようにやさしいラインを狙っていた。逆に私は、オンしてもカップ付近で切れるラインが多い。せっかくのチャンスを生かせず終いでした」。
とはいえ、キム、レキシー・トンプソンとのペアリングは臨んでも実現するものではない。「レキシー選手は、これだけ狭いコースでも毎回、1Wを振り抜いていた。そのあたりが本当にすごい。スタート前、20-30ヤードは置いていかれるかなぁ、と思っていたけど、それほどでもない。アメリカツアーでも戦える飛距離があることを、わかったことが収穫です」と話した。「私が優勝するのに足りないものは、第2打の精度とグリーン上のマネジメント。それを磨いて1日もはやく勝ちたい」。肩を落としてではなく、堂々と胸を張って宣言した川岸。さすが、怪物の娘である。
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