ターゲットは品川　イ ミニョン、またもトップ10

＜Photo：Matt Roberts/Getty Images＞

ほけんの窓口レディース　福岡カンツリー倶楽部 和白コース（福岡県）最終日

　目標が大きければ、成績もあがる。今季から日本ツアーへ参戦した韓国のイ ミニョンが、サンデーチャージで2位に入った。「気持ちが良いフィニッシュ。また、夢の現実に一歩近づけた」とニンマリ。すでに、日本初Vを飾り、トップ10が6回と抜群の安定感だ。「私は、腰かけのつもりで日本へ来たわけではない。最初は、神戸へ、と思ったけどそれを変更。東京の品川に家を買うつもりで、毎試合が真剣勝負です。ワンショット毎に品川－と気合を入れるとハングリー精神が旺盛になる」。

　韓国人選手は、家族などが帯同するケースが圧倒的に多い。ところが、イは単身で来日。アクサレディスゴルフトーナメントは、両親が一緒だったが、「あの時は、私がチケットをプレゼントして来てもらった。というのは、さびしいからではありません。1人で楽しく生活している姿を見てほしかったから。とにかく、毎日が楽しくて仕方がない。100円ショップへ行った時などは、もう夢のような時間です」と話している。

　ヤマハレディースオープン葛城の優勝で得た、LPGA会員申請を行った。「(キム)ハヌルさんが申請第1号と聞いて、ちょっとがっかり。できれば私が最初にしたかった。ただ、会員になれれば、もっと励みになる」と言葉を弾ませた。通訳に頼るのではなく、一生懸命に日本語で話す、ナイスパーソンだ。