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2017.6.4

final day プラスワン~森田 遥~

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

ヨネックスレディスゴルフトーナメント ヨネックスカントリークラブ(新潟県)最終日

 世の女性からいうと、森田遥の悩みは実にぜいたく-そう聞こえるかもしれない。「1キロ増やすことは、死ぬほど苦しい。何もしていなくたって、3キロぐらいは、すぐに体重が減ってしまうのに」。肉体改造を行いながら、増量する。将来をみつめて今年、一大決心をしてトレーニングのまっ最中だ。「今、55キロある。筋肉量が1キロ以上増えた。去年は53キロです」と話している。ただ、筋肉量が増加すれば、新たなテーマが。「小さな筋肉がしっかりついています。体の変化がしたことに、ゴルフが追いついていない。調子は悪くないけど、なかなかプレーがかみ合わない」という。

 今年1月、ほとんどクラブを握っていなかった。普通自動車の免許を取得するためだ。「いつかは、とらなくてはいけない。あれば、便利でしょう。でも、やるからには短期間でとりたい。そこで、1月は短期集中で、教習所に通うことにした。ゴルフの調整をはじめたのは2月に入ってからです」。にもかかわらず、賞金ランキングは14位で、1,872万7750円を獲得している。全米女子オープンの出場資格も得た。

 一方、最近のお気に入りは世界卓球だ。「母と毎晩、テレビ観戦している」。母の燕さんは元中国代表の卓球選手だった。21歳で来日して、実業団でプレー。日本リーグを制し、数々の国際大会などへ出場した。森田は、「ゴルフよりも先に、卓球をやっていました。でも、母からやりなさい、とすすめられたことはないけど…」と前置きし、「卓球は、スピードと相手との駆け引き。だましあいというのか、そういうところに魅力を感じる」。ゴルフは自分との戦いだ。だから、より深く、困難がつきまとう。日々、精進あるのみ。

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