2017.6.9
首位の辻梨恵 1200ドルで1800万円を……
<Photo:Mastespress/Getty Images>
2017年LPGAツアー第15戦『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会2日目が6月9日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6,538ヤード、パー72)で行われた。絶好のコンディションに恵まれ、好スコアが続出。通算10アンダーとスコアを伸ばした辻梨恵が首位を守り、1打差の通算9アンダーで葭葉ルミ、キムハヌルが追う。注目の宮里藍はイーブンパーの50位タイで、決勝ラウンドへ進んだ。(天候:晴れ 気温:23.3℃ 風速:3.4m/s)
2日連続の首位。この日も淡々と1日を振り返った。「昨日もプレーが終わった後、いろいろなことが頭をよぎったけど、ベストスコアの7アンダーで止まることがない。だから、このまま考えずに勢いにまかせた。いい感じです。決勝ラウンドも、優勝などの結果より、内容重視で行きます」。スタートの10番でティーショットを左に曲げてボギー発進だった。にもかかわらず、11番からの4連続バーディーは圧巻だろう。
「今日もパッティングのフィーリングが合っていた。アドレスを修正して、ショットが良くなった。リズムが出て、パッティングも良くなったのだと思う」。8、9番で連続ボギーのフィニッシュはちょっと痛い。にもかかわらず、これまでとは明らかに違う。レベルアップがうかがえる。
きっかけは、2月の米国でのトレーニング。5日間の日程で、サンディエゴへ出かけた。「1時間、200ドルで個人レッスン」と聞けば、いくら費用がかかった、と思う。「教わったのは、1日2時間。全部で6時間です。後は、自分でその指導を身につけるための練習です」と話した。約12万円の投資も、「素振りから、違うと思う。貴重な財産。強くなった。うまくなった、という実感がある。特に今週は……」と微笑んだ。
一方で、見かけとは対照的で、こんなプロ意識を持っている。一見、清楚なお嬢さまを連想させるが、自身のSNSでは、プライベートショットを積極的に発信中。「2015年、プロテストに合格してから、はじめた。少しでも私のことを知ってほしい。応援してくださる方がいると、もっとやる気が出る。そんな気持ちでスタートした。ただ、この2カ月、フォロワーがとても多くなった。うれしい。成績も残さないといけない、と実感しています」という。
自撮りのテクニックは、天性のものだ。「アングルと、背景が白になるように工夫しています」。プレー同様、一見の価値がある。
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