2017.6.10
トロフィーにタッチ キムハヌルが来た
<Photo:Mastespress/Getty Images>
2017年LPGAツアー第15戦『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会3日目が6月10日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6,538ヤード、パー72)で行われた。通算14アンダーとスコアを伸ばしたキムハヌルが、単独首位。3打差の2位タイは、通算11アンダーで堀琴音、テレサ・ルー、辻梨恵が逆転Vを目指す。宮里藍は、通算1アンダー、33位タイ。(天候:晴れ 気温:26.9℃ 風速:4.4m/s)
口には出さないが、キムハヌルが今大会、どれほど優勝を望んでいるか、その仕草でわかる。大会1日目から帰り際に、必ず行う儀式が。優勝トロフィーを右手人差し指で、ソッとさわる。ムービングデーのこの日、そのトロフィーをグッと引き寄せた。5バーディー、ノーボギーのラウンド。勝負所を知っている、まさに女王のプレーを披露した。「体調は、いまひとつ」と漏らしていたのが、うそのよう。
「コンディションが良すぎると、気がゆるんで落とし穴がある。だから、コンディションが少し悪い方が、私はいいのです。今日は、最後まで緊張感が途切れなかった」と話した。とはいえ、気の緩みなどみじんも感じない。「ここは、1日で8アンダーをマークするような選手が出てくる。最終日もスコアを伸ばさなければ、優勝は厳しいでしょう。17、いや18アンダーぐらいまでいければ、勝利が見えてくるはずですけど……」と付け加えた。
今季はすでに2勝。獲得賞金が6,000万円を突破し、賞金ランキング1位を快走中だ。では、昨年とどこが違うのか。「ショットに関しては、去年が上だと思う。安定したのは、パッティングです。オフのベトナム合宿では毎日、2、3時間以上、パッティング練習を行った。どんな状況でも、一定のリズムでストロークする。私は、調子が悪いと、ゆっくりパターを上げて、パチンとボールを当てるクセがあります。反復練習で、体にリズムをしみつける。それが活きているのではないでしょうか。スコアメークがとてもしやすい」。
貫録と風格が備わり、余裕すら漂わせている。3ストロークのアドバンテージは、逆転を狙うライバルにとって、かなりやっかいだ。
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