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2017.6.16

1st day プラスワン~川﨑 志穂~

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

ニチレイレディス 袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(千葉県)1日目

 ついにきた。プロへ転向してから、初の千葉県で開催される大会だ。「私は生まれも育ちも富津市。ちょっと距離があるから地元とはいえないけど、千葉県の大会ですから、特別です」と気合が入る。「都会過ぎず、いなか過ぎず。みんなやさしい。家で空気を吸うだけでも帰りたいと思います」。千葉の川﨑 志穂、171センチの長身には、郷土愛がつまっている。

 変化が起こったのは、つい最近のこと。週刊誌で美人ゴルファーとしてグラビアで紹介されたことがきっかけ。掲載された雑誌にサインを求めるファンが急増中だ。「ありがたいです。励みになる」。プロフィールには、ゴルフを始めたのは7歳となっているが、実は物心ついた時にはクラブが傍らにあった。「父がゴルフに夢中でした。だから、おそらく私にも-となったのでしょう。だから、どうして始めたのか、きっかけがわかりません」と振り返っている。

 ただし、プロになろうと一大決心は、高校3年時。「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンの主催者推薦選考会に通ったら、なぜかプロになりたい。私は、これだと決めた。とにかく、試合は楽しい。今年は毎週、ワクワクしています」と言葉を弾ませた。21歳。すでに、プロテストにも挑戦中だ。「今までプロテストだから、と肩に力が入りすぎ。だから、今年は荷物を下ろしたつもりで空回りしないよう心掛けている。おかげで、2次テストはトップです」。

 今季はTPD単年登録を行い、QTランキング25位の資格で、レギュラーツアーへ、ほぼフル参戦できる。出場14試合で予選突破が、わずか2試合でも、「最近、あと少しのところまで来ている。もうひと踏ん張りの感じ。乗り越えますよ。やります」と歯切れが良い。セールスポイントは、飛距離。平均260ヤードは絶対的なアドバンテージになる。

 身長が伸びたのは、高校時代。「頭ひとつ分は、伸びたと思う。でも、自分で実感したことがない。気が付いたら…。身長が伸びて良かった。だって、遠くから見ても、私だ、とわかってもらえそうでしょう」と話した。目指すのは、大和なでしこの心と、容姿をもった強いゴルファーである。「よく、ギャルっぽい、といわれるけど、そんなことはない。清楚とか、さわやかでありたいと常に考え、そうしているつもりです」。取材中、その言葉通り、おしとやかだった。スター選手の地位を確立するには、成績の後押しが必要だ。

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