2nd day プラスワン～木村彩子～

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント　ゴルフ5カントリーオークビレッヂ（千葉県）2日目

　８番パー３で池に入れて痛恨のトリプルボギーを叩いたのは木村彩子。このままズルズルと後退してしまうかと思われたが、後半は驚きの巻き返しで首位とは４打差の通算１アンダーの９位タイと踏ん張った。「今週はショットの調子がいいので、８番のトリプルボギーも焦ることはなかったです。うまく気持ちは切り替えられたのかと思います」。

　今シーズンはステップアップツアーを主戦場として戦っている木村だが、今週はQTランキングで出場資格が降りてきたことで参戦をしている。「去年はレギュラーツアーで戦って、アイアンの縦の距離感の重要性を感じました。それを課題にオフの間はアイアンのミート率を上げる練習をやってきたので、その成果が出てきているのかと思います」。

　昨年のレギュラーツアーでは平均パット数が1.8992の89位だった。数値が低迷した大きな要因はグリーンに乗せるだけのショットが多かったからだ。今のアイアンのレベルではレギュラーツアーでは戦えない。そう痛感したからこそ懸命に課題に取り組めた。まだまだ数値に成果が表れるほどではないが、レギュラーツアーでこの位置で最終日を迎えられることは何よりの手応えになる。明日も自分ができるゴルフをやるだけと攻めの一心で最終日に挑む。