目指すはいい意味での完璧主義者！香妻琴乃が逆転優勝に意欲

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント　ゴルフ5カントリーオークビレッヂ（千葉県）2日目

　首位と３打差の７位タイからスタートした香妻琴乃が粘り強いプレーを見せた。４バーディー、１ボギーの３アンダー69でラウンドし、首位の下川めぐみとは２打差の通算３アンダーの５位タイで明日の大会最終日を迎える。「昨日よりもショットが安定していました。セカンドショットも思った通りに打てていますし、パッティングも入っている。全体的に落ち着いてプレーできていると思います」。

　完璧主義者とはいい風にも悪い風にも取られる表現だが、それほど大きなミスではないのに、そのミスが気になって悪い流れになってしまう。少し前までの香妻にはそういうケースが多々あったと振り返る。「完璧主義じゃなくて神経質でした」。ボギーでもいいと思わなければならないのに、それが許せない。ゴルフはミスをいかに減らすかということが重要であり、完璧を求めるほど深みにはまる傾向がある。いち早くそれに気づいたからこそこの日の最終ホールのボギーもひきずってはいない。

　明日の最終日は最終組の１つ前でのプレーとなるが、優勝争いを楽しむ余裕が今の香妻にはあるように感じる。