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2017.9.7

再発見で発奮 柏原明日架『100パーセントを出し切る』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 アジアナンバーワンを決定する『第50回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額2億円・優勝賞金3,600万円)が9月7日、岩手県八幡平市・安比高原ゴルフクラブ(6,640ヤード/パー71)で開幕した。日没のためサスペンデッドとなり、2組4人がホールアウトできかなかったが、4アンダーで柏原明日架、一ノ瀬優希が暫定首位。1打差の3アンダー、3位タイはキムハヌルと岡山絵里がつけ、連覇を狙う鈴木愛は2アンダー、5位タイとまずまずのスタートを切った。 (天候:曇り 気温:22.5度 風速1.4m/s)

 柏原明日架が6バーディー、2ボギーの4アンダー発進。難コースを相手に素晴らしいプレーを披露した。「きょうは、パーオンが14回。チャンスをつくって、しっかり決めることができた。欲をかかないことがきょうのテーマ。集中力も最後まで途切れることがなかった」という。圧巻は5番からの4連続バーディーだ。いずれも5-6メートルを沈める離れ業。今大会から使い始めた中尺パターが、いきなり威力を発揮した。「アマチュアの時も使ったことがある。2週前からお願いしていたものが今週、出来上がった。いい感触です」。

 この日のキーポイントを質問され、「きょうはインスタートでした。4連続バーディーにつながったのは、後半最初の1番です」と即答をしている。18番でボギーを叩き、流れが悪くなりそうな予感が…。ティーショットがラフへ飛び込んだ。第2打はフェアウェイへ出すだけ。4メートルのパーパットが残った。「とても難しいライン。意識を集中して、うまくストロークができた。あのパーセーブは、バーディー以上の価値があると思います」と解説する。

 前週は、初めて韓国ツアーへ挑戦した。結果は69位だったが、大きな収穫があった。「同世代の選手が、当たり前のように優勝争いを。それまで、私はまだ若手だからとか、そういった甘い意識があった。成績よりもそういうところで感じたことが多い。韓国は日本ツアーに比べ、練習環境などよくありません。自分は恵まれていた。再確認できたことは現地へ行かなければわからない。活を入れられました」と明かす。

 意識を変えるとプレーも変わった。4アンダーの成績に、「良かった」とひとこと。すぐさま、「あす、どんなスコアでプレーしようとか、今回は想定しないようにしている。そういったことをして、もしその通りにいかなかったらマイナスになります。毎日、100パーセントの力を出し切る。そういうプレーをしたい」と話した。ディスカバー・ジャパンで一気に首位奪取。経験こそ、最大の財産だ。

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