今が成長を見せる時！比嘉真美子、優勝へ一直線

＜Photo：Matt Roberts/Getty Images＞

マンシングウェアレディース東海クラシック　新南愛知カントリークラブ 美浜コース（愛知県）1日目

　比嘉真美子にとって、この試合は特別。「以前はボギーを打ってはいけないと保守的になっていた。でも去年のこの試合で、もっと上に行きたい、上位に食らいつきたいと前向きになれた」。昨年、この試合を迎えるまで、予選落ちが実に15回。この試合で4位タイに入ったことで自信をつけ、8試合でトップ5入り4回の快進撃。賞金シード圏外から、一気にシード入りを決めた思い出の大会だ。

　イメージの良いコースは、調子に左右されず、スコアも自然と出るもの。この日もティーショットが安定しなかったものの、「ラフからのアイアンショットが上手く抜くことができて、風の計算やボールの入り方など、すごくイメージが良かった。パッティングも今シーズン1番と言えるくらい、フィーリングが良かった」と振り返った。気が付けば、首位の全美貞36ホールを上回る、先週の3日目から39ホール連続ノーボギー。「去年の自分を振り返って、懐かしく思いながらラウンドが出来た。そのくらい心に余裕を持ってラウンド出来ているのは、成長の証」と発言にも自信がうかがえる。

　唯一気になるのは、ボールではなく、お天気の行方だが「台風の影響で天気予報が思わしくない。（日曜日にプレーできるか分からないので）初日から絶対に伸ばさないといけないと思った」とスタートダッシュ成功は大きなアドバンテージ。成長した姿は、しっかりと結果で残す―とばかりに気合が漲っていた。