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2017.9.15

全美貞、安心感で36ホールノーボギー

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 『マンシングウェアレディース東海クラシック』(賞金総額8,000万円・優勝賞金1,440万円)大会1日目が9月15日、愛知県知多郡美浜町の新南愛知カントリークラブ美浜コース(6,446ヤード/パー72)で行われ、全美貞が7バーディーノーボギーの65で首位。1打差の2位タイは6アンダーで比嘉真美子、岡山絵里がつけた。(天候:曇り 気温:25.3℃ 風速3.6m/s)

 このコースに来ると調子が上がる。運も付いている。そう語りながら満面の笑顔で上がってきたのは、この大会のホステスプロ・全美貞。前週の途中までパッティングに苦しんでいたのが嘘のように、バーディーパットが次々と決まる。これで前週の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」の最終日にマークした65に続き、2ラウンド連続での65。36ホール連続ノーボギーのおまけつきで、V字回復だ。

 何かパッティングで変えたことは?の問いに、「はい、パター自体を変えました」と苦笑い。きっかけは先週の最終日。「パッティングで不安があって、マレット型の大きなヘッドのものに変えました。ボギーを打ちそうなところでも良いパットが入ってくれた。ヘッドが大きいので安心感があります」。大は小を兼ねる―ではないが、思い切った選択が好スコアにつながった。

 不思議とこのコースとは相性がいい。2010年の優勝を含め、トップ10入り6回。そして昨年はテレサ・ルーにプレーオフで敗れたものの、通算18アンダーの2位。この日も1番ホールで9mのバーディーパットが決まり、勢いがついたコース巧者に、追いつける者は居なかった。

 相性の良さを具体的に説明する事は難しいが、全美貞はこう分析する。「どうしてこんなに相性が良いか、昨日考えたんです。フェアウェイから打つときのショットの入り方が凄く良い。そしてグリーンの読みと実際のパッティングが、ぴたりと合う。なぜかはわかりません」。

 この大会以外にも相性の良い大会が多い全。「相性の良さも去年の悔しさも、全部プラスのエネルギーにして頑張りたい」と自身が持つ不思議な力を追い風に、栄冠へ突き進む。

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