2017.9.16
2nd day プラスワン~アンシネ~
継続は力。この日もファンサービスは変わらない。雨の中、列をつくるファン200人へ、笑顔をつくりサインをプレゼント。神対応のひとことで表現してしまうのは、気の毒に思えた。プロは成績がすべて。鳴り物入りで日本ツアーへ参戦しながら、なかなか結果を残せない。当初は取材する報道陣が殺到。大きな輪ができたが、上位での活躍が残せなかった時は、取材者数も減っていく。
ところが、たとえ成績が悪く、取材する人数が減ろうとも、すべての質問に答える。しかも、丁寧に。サイン同様、スタイルに変化はなかった。「ゴルフをしなければ、雨が大好きです。実は、私、太陽というか、紫外線が苦手だから。雨の日は静けさに包まれる。人も落ち着くのだと思う。部屋から雨が降る外を見て、ジャズを聞く。私の楽しみです」。
そんなことからジャズの話題へ移った。「ピアノを弾くのが趣味。音楽としてのジャズは、フリースタイルといえますね。ひとつのハーモニーが自由につくられる。インプロビゼーション(即興)が命ですから、たとえ同じ曲でも、ひとつとして同じ演奏がない。型にとらわれず、自由に思うままにつくりあげる。ピアノトリオでは、ビル・エバンスが好きです」という。
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯では、日本のコンビニエンスストアを独自分析した。興味の対象は無限大。職業はプロゴルファーでも、トークの引き出しは、ぼう大だ。意外といっては失礼だが、感心させられることばかりである。ちなみに、コースを離れ、自由時間はすっぴんで、Tシャツ、ジーンズが多い。気がつく人も少ない。だから、コンビニエンスストアの観察まで、できるわけだ。
さて、音楽の話をもう一度。「晴れた日は最近、Jポップがいいですね。特に嵐を聞いています。なぜ? それは秘密にしておきましょう。また、今度、お話します」と思わせぶりな笑みを浮かべた。韓国ツアーでは、美貌だけではなく、意外性のゴルファーとして注目された。2日目を終え、通算1アンダー、23位タイ。今大会の特別賞のひとつ、ルーキー賞対象者だ。もし、獲得すれば表彰式へ出席。成績でスポットを浴びる絶好機が訪れた。
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