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2017.9.17

「ボランティアさん全員に挨拶したい!」ルーキーの金澤志奈がステップアップツアー初優勝

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

2017年LPGAステップ・アップ・ツアー第16戦『山陽新聞レディースカップ』(賞金総額2,500万円、優勝賞金450万円)の大会最終日は、台風の影響により、昼過ぎから雨風が非常に強くなることがほぼ確実に予想され、ギャラリー、選手、関係者の安全を考慮して、第3ラウンドの競技中止が5時50分に決定した。

 これにより、第2ラウンド終了時点での成績が最終成績となり、ルーキーの金澤 志奈が通算8アンダーでステップアップツアー初優勝を飾った。なお、LPGAステップ・アップ・ツアー規定により賞金ランキングへの加算賞金は75%となるが、共催者の厚意により、選手への支払賞金は100%となった。

 「起きる時間も6時だったので、アラーム止めて携帯を見たらLPGAからメールが届いていて、“えー!本当にやらないことってあるんだな”って思いながら、カーテンを開けたら晴れているし、信じられない気持ちとうれしい気持ちが混ざっていましたね」と早朝の中止の連絡が優勝報告となり、複雑な気持ちで起床した金澤志奈。昨日は金澤ただ一人が、ノーボギーラウンドを展開したが、「追いかけられる立場って、あんまり経験したことなかったので、ドキドキしていた」と部屋に戻ってもパッティング練習をして最終日に備えていた。しかし、「3日間プレーして優勝したい」という想いは、風に吹き飛ばされ、思わぬ形でステップアップツアー初優勝を手にした。

 今年のプロテストにかけるため、3年間慣れ親しんだ中央学院大学を辞めてまで練習に明け暮れ、“勝負の年”と位置付け、見事一発合格を果たした金澤。その反動か、プロテスト合格後は抜け殻状態になっていたが、先週の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯のルーキーキャンプで再びスイッチが入ったという。「ボランティアさんやスタッフさん、試合に関わっている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。本当に早朝から試合のために尽力してくださって、感動しました。こんな方々に支えられているって初めて分かったので、試合に出場出来るってことはスゴイことなんだなって思いました。今回も、おじいちゃんがキャリングボードを持っていたので、私が持って上げたいぐらいでした。今週は、台風で皆さん大変だったと思いますし、本当にボランティアさん全員に挨拶したいぐらいです」と自分の置かれている環境に感謝し、自らを奮い立たせていた。

 「大学の先生やお母さんに、早く電話したいです。昔からおじいちゃん、おばあちゃんにも助けてもらっていたので報告したいですね。おじいちゃんは、スコアが出なくても“1位だったら落ちるだけ。1位じゃなかったら上に上がれる”って、いつも勇気付けてくれた。今回、1位になったから何て言ってくれるのかな(笑)」。心優しい金澤が、敬老の日を前に、初優勝という最高のプレゼントを祖父母に贈った。

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