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2017.9.23

小さな自信を積み重ね、いざ勝負! 永峰が咲く

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第29戦『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円・優勝賞金1,260万円)大会2日目が9月23日、宮城県宮城郡利府町・利府ゴルフ倶楽部(6,551ヤード/パー72)で行われた。大混戦を象徴するように、上位選手が一変。通算6アンダーで畑岡奈紗、永峰咲希が首位に並び、最終日を迎える。1打差の通算5アンダー、3位タイは大会連覇を狙う李知姫、大江香織。(天候:曇り 気温:20.5度 風速:2.7m/s)

 秋の大決算。永峰 咲希の表情が緩んだ。「この2日間、いいプレーができました。最終日を迎える前、こんなにすがすがしい気持ちになれたのは、今年初めてかもしれない」。その理由は、「長い距離でも、2パットできっちりパーセーブして、チャンスがきたら、バーディーをとる。当たり前のことをしっかりできた。メリハリがついたプレーです。それがうれしい」と説明した。前半はパープレー。しかし、後半で4バーディー、ノーボギーと一気にスコアを伸ばす。「スピードのあるグリーンが好きです。タッチが合うから。とにかく、素晴らしいイメージで、あすが迎えられると思う」。

 14番で8メートル、15番でも7メートルをきっちりと沈めたことが、その証明だ。一方で直後の16番ではハッとする出来事が…。残り102ヤードの第2打を52度でナイスオンしたかに見えた。ところが、先にグリーンオンしたボールへダイレクトに当たり、あわや池ポチャのピンチに直面する。幸い、ボールはラフに止まっていたものの、難しいアプローチが残った。とはいえ、ピン1メートルにつける、素晴らしいリカバリー。きっちりとパーセーブした。

 「プレー中は、あまり喜怒哀楽を表に出さないようにしている。だけど、心の中では、ものすごい葛藤があります。ピンチになると、かなりドキドキする。そういった、メンタルを含めて、プロ4年目のシーズンですから進化を示さなければなりません。各クラブの細かいテーマを決めて、コツコツと取り組んできた。パッティングで、のぼりのストレートラインは絶対に外さないなど、いろいろです。そういうことを、開幕から続けてきた。小さな自信を積み重ねてきたおかげで、落ち着いて戦える」と期待に胸をふくらませた。

 前週の川岸史果に続き、ツアー初Vを狙う永峰。収穫の秋は、目前にある。

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