1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. りつ子で、笠りつ子が首位 名は好スコアをつくる

2017.10.19

りつ子で、笠りつ子が首位 名は好スコアをつくる

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第33戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額1億8,000万円、優勝賞金3,240万円)が10月19日、兵庫県三木市・マスターズゴルフ倶楽部(6,507ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目は大混戦。3アンダーで申ジエ、笠りつ子、畑岡奈紗など5人が首位に立った。ホステスプロのイボミは、1アンダーとまずまずのスタート。(天候:曇り時々雨 気温:14.4℃ 風速:4.4m/s)

 合言葉は、りつ子。トッププロと呼ばれる選手たちが、よく口にするのは、リズムを一定に-だ。首位スタートの笠りつ子。すべて同じリズムを保つことができれば、「調子の波が少ない」という。「2つのボギーの9、18番はショットミス。でも、前半はバーディーをたくさんとることができた。自分らしいプレーだったと思う」と振り返った。ちなみに、去年は2位タイ。コースと相性の良さを認めても、「プレーする私は、もっと上達するようにいろいろなテーマに取り組んでいる」と明かす。

 今回、もっとも気をつけているのが、リズムだった。ショットとショットの間の歩く速度から、すべて一定になるように心がけている。「極端にいえば、一定の速度で歩いて、無心でボールを打ち、また歩く。それが自分らしいスタイルだと思います。ただひとつ。思い浮かべるのは、自分の名前。り・つ・子のリズムでクラブを振ることぐらいでしょうか」。理にかなったことではないか。

 今季、前週までの賞金ランキングは12位。獲得賞金、最低でも1億円をかかげているだけに、優勝賞金3,240万円のビッグマネーは魅力だ。あくまでも余談だが、昨年優勝の全美貞の例をあげ、「最終組で死闘を演じて優勝するのもいい。でも、全さんのように、前の組ですごいスコアで回って、勝つこともそれはそれで、素晴らしいことです。そういうケースがあまりないから、うらやましく感じるのでしょうね」と話す。

 とはいえ、笠のファンからすれば、やはりVへ一直線にまい進する姿がみたい。「明日は抑えてとか、そんなことはしません。ゴルフは何が起きるかわからない。とにかく、前へ。前へ、が私らしいでしょう。でも、無理はしない。そのために一定のリズムを保つことが大事です」。この日は、自身の哲学を語り、時折、ユーモアをはさみながらトークが冴えた。りつ子のリズムを忘れない。台風接近でうっとおしい天気も、吹き飛ばすほど、さわやかな笑顔が印象に残った。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索