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2017.11.24

揃って1オーバー 賞金女王争いは残り36H

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)2日目

 こんな日もある。賞金女王レースを引っ張る2人は、この日、ともに73と不満の残る1日だった。鈴木愛は、「何をしてもダメな1日。ため息とイライラばかりです。ひとつでも、バーディーが欲しかった。1オーバーでも、2オーバーでも関係ない。とにかく、バーディーです」と力なく振り返る。そうはいっても、しぶといパーセーブを繰り返しみせるなど、タイトルへの執念が感じられる。18番は、4メートルのパーパットが残ったが、きっちりとセーブ。「ナイスパーではありません。ただのパーです」と自戒の気持ちを込めて、決勝ラウンドの巻き返しに賭ける。

 一方、対照的な表情を見せたのは、賞金ランキング2位のキムハヌル。「ピン位置がすごく難しい。ショットの調子がいまひとつで、耐えて、耐えて-の大変な1日」と総括した。こんな時は、笑うに限る。「皆さんに楽しいエピソードを紹介しましょう」と初めて披露したのが、なぜ、『ハヌルレラ』のニックネームがついたのか、だ。「子どもの頃から、22歳まで、両親が門限を午後6時と決めた。その時間までに帰宅しなければなりません。そこで、友だちからは、シンデレラみたい…。いつのまにか、ハヌルレラと呼ばれるようになった。おかげで、彼氏もできませんよ」。ご両親が門限を決めたのは、ゴルフに集中させるためだ。そのおかげで、今がある。「最後まで、あきらめません」。このままでは2017年、終われない。

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