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2017.12.8

沖せいら 大逆転でプロ初優勝

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 2017年『LPGA新人戦加賀電子カップ』(賞金総額1,000万円、優勝賞金180万円)の大会最終日が12月8日、千葉県長生郡長南町のグレートアイランド倶楽部(6,526ヤード/パー72)で行われ、沖せいらが通算8アンダーで優勝を飾った。2位は通算6アンダーの松田鈴英、3位が首位からスタートした新垣比菜。勝みなみは、通算1アンダー、8位タイだった。(天候:曇り 気温:9.3℃ 風速:0.7m/s)

 シャンパンシャワーではなかった。ウォーターシャワーも初体験。逆転でプロ初優勝を飾った沖せいらは、生涯一のスマイルを披露した。「びしょびしょになりました。まさか、優勝できるなんて…。優勝スピーチができたこともうれしい。いいですね。勝つことは-」としみじみと漏らしている。

 首位から5打差の4位タイから、最終日はスタートした。こんなこぼれ話がある。「ちょっと用事があって、昨晩、両親へ連絡を。そうしたら、母がせめて2位か、3位には入ってほしい、といわれた。まさか、優勝できるなんて思わない。5打差をつけられた時点で優勝はあきらめていました。だから、きょうは3位以内を目指してプレーしよう」。スタートから、ショット、パッティングともに好調だ。1番で2.5メートルのスライスラインを読み切り、バーディーを決める。

 ノンプレッシャーの気楽さも手伝い、次々とチャンスをモノにした。一方、優勝へ最も近いはずだった新垣比菜は、パッティングが決まらず、なかなかスコアを伸ばせない。9ホール終了時、沖は1打差につける。「ハーフターンでスコアチェックをしたら、ビックリ。ショットが安定していたし、パッティングでもカップインするような予感がある。後半は、とにかくボギーを打たないように気をつけた」と振り返った。

 ターニングポイントは、10番だろう。残り117ヤードの第2打を9番アイアンで、4メートルに。バーディーパットをきっちりと沈める。16年はTPD単年登録で、フルシーズンを戦った経験が生きた。同期とはいえ、勝みなみ、新垣比菜などの黄金世代を相手に、25歳の意地を発揮。「今年、2度目のプロテストへチャレンジしたのは、いい選手がそろっていたからです。テストも1位タイで通過できた。だけど、私だって、黄金世代の一員。同級生には、成田美寿々、青木瀬令奈、福田真未、葭葉ルミなど、ツアーで活躍している選手がたくさんいます。来シーズンは、遅れをとった分、頑張らないといけません」と気合を込めた。

 以前から、周囲から、「プレー中、表情を変えない。何を考えているのかわからない」といわれてきたそう。「全く意識しなかったけど、なるべく笑うように心がけている。皆さんから愛される選手になることが、私の目標です」とも話した。沖せいらは、本名だ。「母がめずらしい名前をつけたかったらしい」。覚えやすく、親しみがもてる。名前を大きくするのは、自身の努力しだい。一枚看板への挑戦がスタートした。


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