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2017.12.18

小林浩美 受け継がれる50年の誓い

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 日本女子プロゴルフ協会の半世紀。小林浩美は50年の歴史を「プロ1期生の皆さまが築き上げてくださった土台を毎年、毎年、後輩たちが少しずつ積み上げてきました」と話した。そして、「この伝統は、変わりません。これからは、若い選手がもっともっと活躍できるようなステージをつくっていく。諸先輩方の土台をもっと高く、より強固にしていきます」と気持ちを新たに、次の50年へ向かう。

 パーティーの出席者は、着物姿がとりわけ多かったことも印象に残った。日本の女子ゴルフ力を再発見した集いである。「ツアーの価値、存在をどこまでもあげて行きます。他のスポーツともっと競争ですね。また、50周年にあたって、"ゴルフをもっと日常に"というテーマを掲げてきた。こういうことは、継続しなければならない。もっと、もっと浸透させていきます」とも。

 競争といえば、2020年東京オリンピックもある。世界と互角以上に戦うことについて、「才能がある人は、たくさんいます。それどころか、たくさんいすぎて困ってしまうぐらいですよ。今、少しだけ足りないことは、そうした選手から力を引き出し、伸ばしていくことでしょうか。これも、未来永劫、地道に取り組んでいかなければなりません」と力強い。

 そして、会員個々へメッセージを発信する。「1085人の会員が、それぞれの立場で最高の力を発揮してほしい。ツアーで戦う選手には、最高のパフォーマンス。ティーチング部門は、地域へ密着したよりきめ細やかな指導を、お願いします。個のパワーが一丸となれば、とてつもないパワーへ変わるでしょう」と断言。常に足元を固めていく。

 特別セレモニーは、89期生から、1期生へのブーケ贈呈。LPGAスピリットは連綿と受け継がれる。

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