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2018.3.4

Final プラスワン~髙橋恵~

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)最終日

 出場権をもたない選手が連日、決まって口にするリランキング。わずか6文字の意識改革である。「とにかく、成績を残さなければなりません。毎試合、全力でぶつかっていくのは、みんなが一緒。私も置いていかれないように必死です」。ファイナルQTは1位だった。今大会も第1日、3位発進を決めたが、パッティングの不調でジリッジリッと後退。最終日、8番まで4ボギーと苦しんでいた。が、9番でヒントをつかむ。

 「ショートパットをかなり外した。でも、9番で左手首を使うストロークになっていたことに気がついて……。それを注意したら、スムーズになって、2バーディーをとることができた。去年までの私なら、おそらく、あのままズルズルといったかもしれません。試合中に修正できた。結果は43位タイでも、収穫がすごい。もっともっと頑張ろう。いい開幕戦です」。

 2月26日、開幕を前に選手ミーティングが行われ、LPGA会長・小林浩美が、リランキング制度導入の意義に熱弁をふるった。「1打の執念。私はそれが違うのではないかと思っている」。この言葉は、高橋のハートに響いた。中学2年の時、ステップアップツアーで優勝。天才少女と騒がれた。ところが、2日朝の各紙には、天才の前に『元』が加わっている。

 「確かに、優勝はしたけど、自分で天才なんて思ったことなどありません。だから、まったく気になりません。とりあげてくださってうれしいです。ただ、私は常に今の私を見てほしい、と願っています。ギャラリーの皆さんに注目していただきたいのは、8番アイアンのショット。自信がある。今日のベストショットも、14番の第2打。8番でした」とアピールした。

 加えて、魅せることにもひと工夫を。「去年まで、自分が好きなモノトーンの黒や白ばかりのウエアを身につけていました。だけど、今年はカラフルにしたい。黒と白はここ一番に、といった具合で」とうれしそうだった。ありがたいことに、「私は、プラスワンを毎回、楽しみにしている」という言葉まで頂戴し、こちらの気分も上昇。そんな気配りの選手である。

 ところで、ゴルフ漬けの毎日で、楽しみは何、との質問に「いつも、ゴルフのことばかりを考えている。無意識でいようとしても、頭からゴルフが離れない」といい、「唯一、防弾少年団の音楽を聴いている時でしょうか」。14番でみせた、飛び切りの笑顔は、少しだけ苦しみから解放された証だった。

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