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2007.6.17

ニチレイPGMレディス 最終日

 LPGAツアー第13戦『ニチレイPGMレディス』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)最終ラウンドが、茨城県稲敷郡の美浦ゴルフ倶楽部(6,402 Yards,Par72)で開催された。 昨日に続き夏空の下、コースには多くのギャラリーが訪れた。発表ギャラリー数は7010人。多くのギャラリー観戦の中、試合は白熱した展開となった。その中優勝の栄冠を手にしたのは、昨年度の賞金女王・大山志保。通算9アンダーで涙の今季初優勝を飾った。2位は8アンダーの青山加織、3位には諸見里しのぶ、全美貞(ジョンミジョン・韓国)、佐伯三貴となった。

 3位からスタートした大山は、前半9番を終了した時点で9アンダーの単独首位に躍り出るが、その後の10番でボギーを叩き2位に後退。しかし12番と13番で連続バーディを奪い再び首位へ。 16番でもバーディーを取り2位に3打差をつけたが、17番で池に入れて痛恨のダブルボギーとしてついに1打差になってしまったが、最終ホールを落ち着いてパーで締めくくり逃げ切った。大山は「優勝の実感はまだ沸いてません。つらかったことが思い出されます」と、スウィングの改造が上手くいかなかったことと昨年度の賞金女王というプレッシャーで苦しんでいたと話す。「今日は父の日なので父への感謝の気持ちを忘れないようにラウンドしていました。父の事を考えると涙がこぼれそうになって、押さえるのが大変でした。父のことは尊敬しています。大好き。両親がいなければ、ここまで頑張ることは出来ませんでした。今日は昨年賞金女王だったという自負心を持って回ることが出来ました。他のプレーヤーの事は気にならず、自分のプレーに集中してプレーできました」。これまでの苦しみ悩んでいたことを乗り越え、また一つ大きくそして強くなった大山の誕生だ。

 2位に入った青山は「今日のプレーには満足していないです。最初のうちはパットがカップに蹴られて決められなくて我慢のゴルフでした。後半からやっと決まるようになってきましたが、14番のバーディーパットが決まって急に緊張してしまいました。手が震えだしてしまいました。優勝パットを打つわけではないのに・・・。最終ホールでバーディーが取れなかったのが悔しいです。ここまで来たらトップを狙いたかったです」と、初優勝というプレッシャーには打ち勝てなかったが、確かな手応えは感じたようだ。

 なお、横山恭子がこの日67ストロークという見事なスコアで回り、通算3アンダーの15位で堂々のベストアマチュアに輝いた。

 また、中道かおりが5番ホールでホールインワンを達成。昨年の今大会でも達成しており同一大会2年連続ホールインワンとなった。LPGA史上3人目(金萬壽、尾亦史子)。

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