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2018.4.8

自己採点は『50点』 鈴木愛、今季2勝目も課題山積

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2018年LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)最終日が8日、兵庫県三木市・花屋敷ゴルフクラブよかわコース(6,332ヤード・パー72)で行われた。通算10アンダーと、スコアを伸ばした鈴木愛が完全優勝。今季2勝目、ツアー通算7勝目をあげた。2位は通算6アンダーの葭葉ルミ。通算3アンダーの3位に、比嘉真美子が入った。(天候:曇り時々晴れ 気温:8.5℃ 風速:4.1m/s)

 勝負の先を読む。独走で今季2勝目をあげた鈴木愛。ポイントとして振り返ったのは、4番だった。「3番でボギーが先行。ちょっとイヤな感じがしました。次の4番で、(同組の)葭葉さんがチップインバーディーだし、私もここが勝負どころだと思い、より集中してバーディーを狙いに……」。残り109ヤードの第2打を、ピン手前5メールにつけていた。

 「しっかりと入れ返すことができた。もし、4番でバーディーをとれなければ、悪い流れのままだったかもしれない」と振り返る。その後、6、8番とバーディーを上積みしたのだからなおさらだろう。ところが、ここから優勝会見とは思えないほど、反省のオンパレード。

 「優勝できてうれしい」と前置きし、「心の底から課題の残るラウンドだったと思います。後半は特に。10番はアプローチで寄せられない。16番では、アプローチではうまく寄せられても、1メートルちょっとのバーディーチャンスを外してしまった。後半の9ホールで、しっかりスコアを伸ばしていかないと、今後にはつながらないでしょう。スコアの貯金があったから良かった。でも、競った展開で、今日のようなショットをしていては、ダメでしょうね」と続けた。

 ちなみに、本日の自己採点は、「50点」と厳しい。結果オーライにはせず、常に高いレベルで自身と向き合っている証拠だろう。「先週はアメリカの試合でした。コースが厳しく、フェアウェイにボールが行っても、バーディーがとれない。良いショットをしても、チャンスにつかない。そんなことが多かった。1ヤード、2ヤード刻みでショットが打ち分けられなければ、勝負にはならない。自分では練習をたくさんしているつもりでも、まだまだ下手くそ。実力が足りません。私には、課題が山ほどある。もっと、ゴルフがうまくなりたい。毎日、そればかりです」。

 ひたむきに、努力する。平成生まれの鈴木だが、昭和のスポ根の世界をみるような生きざまに、感動を覚えた。

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