葭葉ルミ　もっと練習を－

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

スタジオアリス女子オープン　花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース（兵庫県）最終日

　4打差をつけられての2位。逆転優勝を狙った、葭葉ルミは、「ティーショットがいまひとつ。フェアウェイをとらえたのは3回だけでした。苦しかったけど、ラッキーも多かったと思う。今日は、アンダーパーでプレーできたことで、良しとしましょう」と総括した。そして、「また、明日から優勝を目指して一生懸命に、練習をします」と続ける。

　この日、上位を占めたのはツアーで練習熱心と呼ばれる選手たち。「いつも、最後までコースに残るのは、(鈴木)愛さんか、私という感じです。絶対に練習をたくさんしていけば、結果につながると信じている。引き続き練習をしたいと思う」。いったい、この日の囲み取材で、何度「練習」という言葉が出たのか。敗戦よりも、練習量がまだ足りないことを葭葉は、繰り返している。

　さらに、「最終日の最終組って、やっぱり楽しい。あっという間に1日が終わってしまった。スコアを伸ばせなかったことや、ミスを振り返って課題を探します。愛さんは、自分のリズムが乱れない。優勝争いでも、普段のことをそのままプレーしていた。私も早く、そんな選手になれるように頑張ります」。これまで、不得手と思われがちだったコースで、上位進出を果たした。ひたむきな心は、成長の証だ。