1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. ハヌルとボミ 富士のふもとできっかけを-

2018.4.26

ハヌルとボミ 富士のふもとできっかけを-

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 LPGAツアー第9戦『サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が27日、静岡県三島市・グランフィールズカントリークラブ(6,515ヤード・パー72)で開幕する。前日の26日は、指定練習日。出場各選手が入念な調整を行った。

 今年も、リボンが幸運を運んでくる。キムハヌルが1週間のオープンウィークをはさみ、完全リフレッシュ。今季は、昨年と対照的にスタートダッシュがいまひとつだが、ディフェンディングチャンピオンとして迎えた今大会から、「明るいゴルフをお見せします」と、ボルテージが上がった。

 「休養に充てたのは、2日間。(KKT杯バンテリンレディスオープンで)痛めた左手を治療しました。おかげで、もう大丈夫。その後はコーチと練習です。フックグリップになっていた。そこを直したら、ショットがとても良くなった」という。ちなみに、この日から、ちょっとした変化が-。ヘアリボンを復活させた。「去年の9月、ショートカットにしてから、なかなかリボンが結べない。だいぶ髪が伸びてきたし、きょうから、リボンをすることにしました。ウフフ…」と意味深長の笑みを浮かべている。

 そういえば、昨年、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップから、リボンを着用。2週連続Vを果たした。この日は、ウエアと同色の赤が風になびいて鮮やかだ。

 一方、イ ボミもスランプ脱出のきっかけをつかみたい。そんな気持ちが見え隠れする。「きょうは、良かったと思います。このスイングを試合でできるようにしないと…。でも、早く結果を出そうと焦ると、かえって逆効果になる。あすからは、とにかくミスを少なく、を心掛けます。少しずつでも良くなってくれればいい」とマイペースをアピールした。

 さらに、こんないい話を。「調子が悪くなって、確かに苦しいことばかり。だけど、皆さんから心配されて、やさしく声をかけてくださった。樋口(久子)さん、(キャディーの)清水さん、(石川)遼さん、アン(ソンジュ)ちゃんも、スタジオアリス女子オープンの練習で、すごく心配してくれて、たくさんアドバイスをしてくれましたよ。これって、人間として、とても幸せなことではないかと思う。ファンの皆さんも同様です。私は、1人ではありません。だから、あきらめない」。その言葉を聞いて、思わずホロリとなった。陰徳を積んできたからこその、エピソードだ。

2人の実力者は、悩んでまた強くなる。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索