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2018.5.2

1日で急成長 もてなしの藍に学んだ-愛 

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 愛と藍。頑張る選手は報われる。この日のプロアマトーナメント。ついに鈴木 愛の夢が実現した。「宮里 藍さんと、一緒にプレーすることが私の夢。うれしくて、うれしくて、前夜から興奮気味でした」。前夜祭の組み合わせ抽選で、ゲスト枠として出場する宮里と同組を引き当てた。ところが、喜んでばかりはいられない。この日は、元世界ランキング1位の宮里をじっくりと観察する。

 「練習はしていない、とおっしゃっていましたけど、パッティングのボールの転がりがすごくいい。それから、ショートゲーム。アプローチをあらゆる角度から、じっくりと見ました。スピンをどうかけるか。とても参考になった。本当は、質問したいことが、もっともっとたくさんあったけど、それでは自分のためにはなりません。半分は見て、半分は考える。うれしいことに、あまり結果を残していない大会で、こんな機会を与えてくださった。勉強になった、とひとことですませたくはない。一生の財産にします」と、きょう1日を語っている。

 とはいえ、鈴木も数多くの経験を重ねた。宮里について、「ホスピタリティーがすごかった。プロアマトーナメントで私は、いつも迷うことがあった。ゲストへのアドバイスです。ショットやパッティングが、その方にとってナイスなのか、ナイスではないのか、判断がつかないことがあります。もし、アドバイスをして、そこからプレーが崩れてしまったら、取り返しのつかないことになる。きょう、ためになったのは、宮里さんのホスピタリティーです」。プロゴルファーとスポンサーは、切っても切れない関係ある。社会人として、一生の財産を得た。そんな観点から宮里を観察した、鈴木の成長がうかがえる。

 「(前週は最終日、最終組で)3年連続で負けてしまった。悔しかったけど、その気持ちは、すべてコースへ置いてきた。今回はとてもすっきりした気分。上位争いをしたい。だから、月曜からコースの隅々まで入念にチェックしました。今年は、よりマネジメントをしっかりできると思います」。第一人者の自覚が、全身からにじみ出た。

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