2018.5.5
Day 3 プラスワン ショット
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)第3日
出されたお題は、「苦悩」だった。その上で、公式戦へ臨むゴールデンエイジの躍動を出せれば…。開幕前のロケハンで「ここがベスト」と五感が知らせたのは3番だ。ティーグラウンドからのロケーションが強烈。左サイドに並んだ3つのバンカーは、いやが上でも目に留まる。あそこだけは絶対に避けたい。誰しも感じることだ。
勝みなみさんは、必死だった。このピンチを切り抜け、見事なパーセーブ。思わず、心の中で拍手をおくっていた。五月晴れは気持ちがいい。早朝から、コースには人、人、人の波が押し寄せる。さらに、子どもの日ということで、お子さんの姿がとにかく多い。勝さんのワンショットを目に焼き付けた、ジュニアファンもいた。プロのすごさ、迫力を間近にして、どれほどのインパクトがあったのか。
きっと、ゴルフの素晴らしさを肌で感じて、プレーをしたい。さっそく、ご両親へクラブをおねだりしたのだろうか。そんなことを想像しながら、仕事を続けた。ゴールデンエイジは、勝さんでだけではない。決勝ラウンドでは、新垣比菜さん、吉川桃さんなども懸命にプレーした。彼女たちの存在は、まるで5月の気候のよう。コースにさわやかなムードを届ける。どんなピンチでも、苦悩の表情はなし。コースとの戦いを、楽しんでいた。
(戸村功臣=ゲッティ・イメージズ)
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