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2018.5.11

Day3 鈴木美重子のプラスワン テック

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

静ヒルズレディース 森ビルカップ 静ヒルズカントリークラブ(茨城県)最終日

 ひとつのテーマに取り組み18ホールで、それを実践。優勝した安田彩乃さんが最終日、こだわったのはパーオン率でした。「今シーズンは、ショットの調子がいまひとつ。試合で、きっかけをつかみたい。それには、パーオン率をあげないとチャンスがつくれません」。明確な目標があれば、直すべき個所もみえてくる。この日、前日の反省からアドレスは左体重に変わっていました。ほんのささいなことでも、トライしてみる。前向きです。

 劇的までとはいかないものの、パーオン率はグンと良くなりました。前半で2バーディーを奪い、10番でボギーはあったものの、安定感が前日までとは違う。そういった状況なら、必ずチャンスがおとずれる。12番のチップインバーディーが、そのシグナルのようなものです。勢いに乗って、続く13番、それから終盤の16番でもバーディーパットを決めた。まったく違った自分を体験したことでしょう。

 最大の要因は、素晴らしいコースセッティングでした。隅々までメンテナンスが行き届き、目を引いたのは、グリーンの仕上がり。スティンプメーターで、12フィート強という高速グリーンに、多くの選手が手を焼いたと思います。第1日は雨、第2日が雨時々曇り、最終日は好天と、強い精神力、コースへの適応力も必要でした。コースは人を育てるという典型です。

 安田さんのスイングをみていて感じたのは、下半身の安定性。太ももがしっかりしている。今季はQTランキング48位の資格で、LPGAツアーへ挑戦。ここ4戦連続の予選落ちは、前記したようにショットの不調でした。とはいえ、目先を変えたステップ・アップ・ツアーの出場で、プロ初優勝。バカラ製の優勝トロフィーがとても似合った、華のある選手です。自信をつけた次戦以降が、本当に楽しみ。

 余談ですが、原江里菜さんが大好きで、面識がなかったものの、自らあいさつへ赴き、昨年、今年のオフは合宿へ参加するまでになったそうです。きっと原さんも喜んでいるでしょう。プロ初Vで、どれほど変わるか。変われるか。ステップアップの時です。

 また、猛チャージで2位に食い込んだ丹萌乃さんの、パフォーマンスも目を引きました。66のベストスコアは立派。それ以上に、難しいセッティングでノーボギーのラウンドだったことを私は、高く評価しました。

(担当理事=鈴木美重子)

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