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2018.5.26

鈴木愛 ノー・プラクティスでビッグ・ウインを

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

リゾートトラスト レディス 関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)第2日

 急場をしのぐ、働き方改革。左ひざ痛を抱える鈴木愛は、「ショット、パッティングともに全然、練習ができていない。この2日間、まったく練習をしていません」と大きなため息をついた。ところが、67の好スコアを叩きだす。首位から2打差で最終日は、優勝争いである。「万全なら、よしっ、獲るぞと胸を張って言えるけど、とりあえず、18ホールを回るぞっ……。今は、そういうところでしょうか」。

 この日はパンツを着用。見た目に、痛々しい姿ではなかった。しかし、「表現が難しい。痛いような、重いような、ズキズキする感じ。昨日より、今朝の感じは良くなかった」という。ただし、そんな負の言葉を連発しても、プレーはパッティングの名手であることを示す。前半3、6、9番と3つのバーディーは、いずれも4メートルのバーディー奪取。後半も3メートルのバーディーパットを2度、カップインに沈めた。

 表情がゆるんだのは18番。84ヤードの第2打を54度で1.5メートルにつけるバーディーフィニッシュした。「パッティングのフィーリングがとてもいい。パターに助けてもらいました」。才能といってしまえばそれまでだが、鈴木には練習の蓄積がある。無理な状況で練習を重ね、ひざにさらなる負担をかけるよりも、今回は18ホールでより高度な集中力を。これからも続く、長いゴルフ人生には、避けて通れない経験だろう。苦境を乗り越え、優勝すれば、さらなる自信の源に。痛いの痛いの飛んでいけ~で全米女子オープンへ雄飛する計画も、また良し。

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