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2018.6.1

気がつけば、首位 上田桃子はヨネックスCCが好き

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第14戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』が6月1日、新潟県長岡市・ヨネックスカントリークラブ(6,422ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、好スタートを切ったのは上田桃子。6アンダーをマークした。4アンダーの2位は、ヨネックスと用具契約を結ぶ森田遥。3アンダー、3位タイに服部真夕、永峰咲希、勝みなみ、菊地絵理香がつけている。(天候:晴れ時々曇り 気温:20.6℃ 風速:1.5m/s)

 これがゾーンに入ったということだろうか。上田桃子が後半6バーディー、ノーボギーの30で一気に首位へ浮上した。「スコアを全く考えていなかった。ホールアウトして、(比嘉)真美子にいわれるまで気がつかない。その時、感じたのはゲーム運びがすごく上手にできたな、でした」という。流れを呼び込んだのは、10番だった。第3打を、54度で6メートルのチップインバーディー。以降、ショット、パッティングともにさえわたった。「調子が良かった感じではありません。ただ、きょうは、イヤだなぁと思うところで、よりアグレッシブに行きました」とも振り返る。

 そして、何よりも良かったのは、コースとの相性だ。今大会、優勝経験はないものの、「とても、イメージが良く入れる。プレーオフで敗れ、不動(裕理)さんと競って勝てなかったりしたこともある。ただ、自分の感覚が研ぎ澄まされるコースです。具体的にここがどう、など説明はできない。右ドッグレッグのホールが多く、ドローヒッターの私には、打ちにくいところがたくさんありますよ」。こればかりは、本人だけにわかることだ。

 前週、最終日の勢いをそのままキープ。「1打に集中できて、迷いがない。あと、共通しているのは、練習ラウンドをしていない」と、話す。昨年は、背中痛で欠場だった。「2016年のプレーオフで、たくさんのファンが応援してくださったことを覚えているし、去年は今年こそ、の意気込み。でも、故障で出場することもかなわない。とても悔しかったから」と説明する。

 17年大王製紙エリエールレディスオープン3Rインコース以来の30をマーク。今シーズン、若手の台頭が際立っているが、「年齢に言い訳をしない。大事なことは、ゴルフに対する情熱です」と締めくくった。インタビュールームでの会見は、わずか15分程度だったが、終わってみると、ノート8ページ分のメモがギッシリ。絵になる選手は、活字にもなるものだ。

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