リゾートトラストレディス　最終日

　2008LPGAツアー第13戦『リゾートトラストレディス』（賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円）の最終日が滋賀県甲賀市にあるザ・カントリークラブ（6,619y,par72）で行われた。

　昨日までの曇り空とは一変し、快晴のなか行われた最終日。首位でスタートした佐伯三貴が前半からスコアを崩し、優勝戦線から脱落するなか、確実にスコアを伸ばしたのは全美貞（ジョンミジョン・韓国）。4位タイからスタートした横峯さくらの追撃を振り切り、通算12アンダーで今季初優勝を飾った。3打差の2位には横峯さくら、さらに1打差の3位タイには韓国出身の李知姫（イ チヒ）、リ エスドの2人が入った。また、賞金ランキングトップを走る福嶋晃子はこの日67と追い上げを見せ、6位タイに入った。

　今季初優勝を挙げた全は「先週までは、なかなか運がついてないと思い、やめたいと思っていたくらいなんですけど、今週こんなに良いスコアでまわれて、ホントに嬉しいです」と喜びを爆発させた。優勝へのプレッシャーからか「16番ホールくらいから身体が動かなかった」と本人は振り返ったが、序盤から首位を奪い、2位以下の追撃を許さない、実に隙の無いプレーであった。今後の試合についても「今の調子だったら・・・」と2勝目への意欲も十分。昨季4勝の実力者が、いよいよ始動開始だ。

2位　横峯さくら(1イーグル、6バーディー、3ボギー、1ダブルボギー)
「いい流れできていたんですけど、15番の池が痛かったですね。届くと思ったんですけど、打ち切れませんでした。18番はようやく池を越せましたね。この大会ではＯＢも打ったし、池にいっぱい入っちゃいましたね。今シーズンまだ優勝できていませんが、ショートアイアンもよくなって手ごたえも少し掴めてきたので、次につながると思います。来週がんばります！」。