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2018.6.9

エネルギー源はベイスターズ 川﨑志穂が首位浮上

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第9戦『ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会第2日が9日、長野県上田市・上田丸子グランヴィリオゴルフ倶楽部(6,297ヤード/パー71)で行われた。プロ入り2年目の89期生、川﨑志穂、ベテランの佐藤靖子が通算8アンダーで首位へ浮上。通算6アンダーの3位タイは田辺ひかり、P・チュティチャイがつけ、最終日の逆転を狙う。(天候:晴れ 気温:26.4℃ 風速:1.7m/s)

 7バーディー、ノーボギー。ところが、川﨑志穂は「会心のプレーではなかった」と話し始める。「今日はラッキーが多かった。ショットがピタッとピンに絡んだわけでもない。うまくいったと思ったら、カップインしなかったパッティングがありました。上がってみたら、7アンダーじゃん、って感じです」。本人が一番驚いている様子だ。2番で5メートルを沈め、バーディーが先行。前半で3バーディーと勢いをつけた。折り返しの10番は、10メートルのバーディーパットを決める。後半も4個バーディーで、64をマーク。15位タイから一気に首位に躍り出る。

 昨年、LPGAツアーで33試合に出場。予選通過が4試合とカベに当たった。「去年は、ラフに入れたくない。ボールを曲げたくない。そんな感じで、プレーがどんどん小さくなっていった。私の持ち味の攻めるゴルフができなくなって…」。心機一転の2018年は、「アグレッシブなプレーを意識している。今年、原英莉花さんと、練習ラウンドで回ることもある。その時、ドライバーショットの飛距離は、ほぼ同じでも、私はそこからの思い切りが悪い。せっかくのアドバンテージを活かしていなかった。今日は15番、思い切り攻めることができました。少しだけでも、成長を感じられたことが良かったです」と自己分析している。

 171センチの長身は、コースでもひと際目立つ。意外なことに、「私のエネルギー源は、野球とお笑い。野球が昔から好きで去年(三ヶ島)かなさんに誘ってもらって、球場へ行ったら、もっと好きになった。横浜DeNAベイスターズのファン。今日も勝ったし、これでまた、明日も頑張れるでしょう。攻めるところと、守るところをしっかりと判断。悔いの残らないプレーをします」と気合を込めた。それもそのはず。今季のQTランキングは206位だ。今回、優勝を飾らなければ、夏場以降の出場が難しい。攻撃は最大の防御である。

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