ザ・インスピレーション！　河本結が首位発進

　2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第11戦『Skyレディース ABC杯』（賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円）が27日、兵庫県加東市のABCゴルフ倶楽部（6,462ヤード/パー72）で開幕した。大会第1日、19歳の河本結が5アンダーで単独首位。2位タイの3アンダーで、小貫衣織とアマチュアの岡田樹花が続く。（天候:曇り　気温:27.3℃　風速:4.5m/s）

　ゴールデンエイジの河本結が、バックナインで爆発。安定したショットに加え、パッティングも冴える。「前週のアース・モンダミンカップでも、ショットの調子が良かった。ただ、パッティングのフィーリングがいまひとつ。バーディーチャンスをことごとく外してしまった。でも、きょうはパッティングの感触がとてもいい。いいスコアにつながった」と分析。後半だけで5バーディー、ノーボギーの31をマークした。

　今年の1月から、ショットを中心に練習を重ね、上々の手応え。「もう、何の心配もない」とコーチからお墨付きを得たという。ということで、現在はパッティングについて模索中。「ショットのメドが立ったので、よりパッティングへ集中しています。ポーラ・クリーマーさんのネット記事で、『パッティングは、インスピレーションが大切』。なるほどと感じた。今は、それを実践しています。私は、パッティングでいろいろと考えてしまう。素早くラインを読み、素早く打つことを心がけている。ストロークの際は、ボールに当たる瞬間、フェースの向きだけをイメージしています」と説明した。

　そして、「自分をコントロールすることも、重要」と続ける。「今回は、『最終日の最終ホールまで、欲を出すな』とコーチに言われている。私はどうしても、目の前のチャンスに一喜一憂してしまう。最終日、18番を迎えるまで、勝敗は考えません」と誓った。シンプルな思考が成功をもたらすか。19歳、変革の時－。