ニュース & トピックスNEWS&TOPICS

2018.7.15

DAY3 鈴木美重子のプラスワン テック

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)最終日

 6年ぶりのツアー優勝。有村智恵さんの勝因は、心技体-すべてが揃った。これに尽きると思います。連日、1番のティーグラウンドから、スタートを見送りました。スイングを拝見すると、これまでとは違い、腰の切れがすごい。トップからの切り返しが、それはもう見事でした。

 彼女はショットメーカー。元々、切れで勝負のタイプ。ところが、ここしばらくはそれが感じられない。また、あまり調子がよくないときは、スイングで下半身が遅れ気味になる、と私は思っていた。一方で、スタート時、彼女は「65を出せば、ベストスコアですね。それを目指して、頑張ってきます」。今大会は、ベストスコア賞が設けられていました。第2日までは、66。それを更新しようというのですから、頼もしい。裏を返せば、自信がある証拠です。

 確かに、これまでにないほど、有村さんは輝いていた。前半から4バーディーを奪取。ターニングポイントは複数、ありそうですが、私は14番のパーセーブをあげたい。10メートル以上もあるピンチをしのいで、これはイケる。忘れていた手応えが蘇ったのではないかと思います。続く、15番のバーディーも、14番で流れを途切れさせなかったから。猛暑をはねのけるような精神力に感服しました。

 表彰式前、少しだけお話する時間が。しみじみと語っていたのは、サントリーレディスオープンゴルフトーナメントの2位。「プレーオフで、敗れたことは悔しい。しかし、私は、もっとやれる。それから、(今季から導入の)リランキング制度で、後半戦の出場へメドが立ったから、気持ちが楽に。あれがあったから、きょうがありました。ありがとうございます」と漏らしながら、満面の笑みをたたえたシーンが忘れられません。

 一方、2位タイの青木瀬令奈さんの健闘もたたえたい。勝負の分かれ目は、15番。ここまで優勝しそうな流れが来ていたように思いました。が、ここで1.5メートルのバーディーパットを惜しくも外す。このちょっとしたところで、通算2勝目が逃げて行った。とはいえ、小柄な体形にもかかわらず、スイングでトップの位置がとても高く、目を見張るようなスイングは、目の肥えたギャラリーの皆さんにも、強烈なインパクトを与えたことでしょう。スコア提出を終えた際、私に「今年は絶対、ひとつは勝ちます」と宣言したことも、うれしい出来事でした。

 上記した2人に限らず、この暑さでも、選手全員が懸命にプレー。強い女子プロゴルファーたちを誇りに思います。

(鈴木美重子=担当理事)

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
検索
  • LPGA公式 facebookページ