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2018.8.23

押谷直子 マネジメントの妙で首位タイ

 2018年LPGAレジェンズツアー第3戦 『シブヤカップ』(賞金総額2,000万円、優勝賞金300万円)大会第2日が23日、石川県金沢市・ゴルフ倶楽部金沢リンクス(5,771ヤード/パー72)で行われた。大混戦の展開で、押谷直子、斉藤裕子が通算4アンダーで首位に立つ。1打差の3位タイは祖父江歩、ケイジャンヌ。
 また、この日からスタートのグランドシニアの部(2018年4月1日時点で満60歳以上の者)は、黄ゲッキンが1アンダーで首位。2位の黄壁洵に2打差をつけた。(天候:晴れ 気温:34.8度 風向:風速:4.3 m/s)

 午後になると、台風20号の影響で一気に風が強くなる。おまけに方向が一定しない。各選手の悩みどころだ。押谷直子は、横風の対応に、「番手を変更しない。短めのクラブでコントロールショットを心がけた」。マネジメントを徹底して、パーオンに成功する。加えて、「トータルでいいプレーができたと思います。また、ロングパットが要所で決まったことも大きい。リズムも良かった」と客観的に分析した。ちなみに、自身は「パッティングが苦手」と話す。それでも、「初めてでは」と語る、2日間3パットなしのプレーには、自信回復がうかがえる。
 当初、「追う立場は、気が楽。気負わずにプレーができる」とホールアウト直後に話した。ところが、後続の選手が軒並み、スコアを落とす。結局は首位タイへ浮上した。「緊張するので、追う方が良かった。だから、あすはあと2日ある-と想定し、プレーします」。思考転換で、レジェンズツアー初優勝を目指す。

【明日へ-ひとこと】
斉藤 裕子(1位タイ:-4)
「ティーショットが、いまひとつ安定しなかったけど、その分はパッティングでカバー。全米女子シニアオープンから戻り、1ヵ月ぐらい経ち、ようやく疲れが取れた感じです。最終日は天気予報が、あまりよくない。しかし、条件はみんな一緒。パッティング勝負になると思う」います。

祖父江 歩(3位タイ:-3)
「目標の3日間で、2アンダーは達成できなかった。しかし、アンダーパーでプレーできたので、良かったと思う。去年も2日間は上位。でも、最終日で大叩きした。今年は3日間、安定したプレーをしたい。優勝争いを楽しみます」

ケイ ジャンヌ(3位タイ:-3)
「まだ、パッティングで新しい握り方が身についていない。きのうは良くても、きょうは思うようにいかなかった。風が強く、ショットはより慎重になったつもりでも、この暑さで集中力が途切れがち。しかし、内容は悪くない。大好きな金沢で逆転優勝をしたい」

肥後 かおり (5位タイ:-2)
「後半、スタミナ切れ。ラウンド不足と、強い風に苦労の連続でした。前半が良かっただけに残念。あすは完走が目標です」

たに ひろえ(5位タイ:-2)
「きのうは、情けなくなるほど、ショット、パッティングがいまひとつ。ただ、スイングのトップで、溜めすぎたことがわかり修正したら、流れがつかめた。きょうは、バーディーが6つ。最終日はチャレンジします」

《グランドシニアの部》
黄 ゲッキン (1位:-1)
「30ヤードの第2打でグリーンを外した。うまいか、へたなのかが、わからないプレーでした。それでも、我慢を重ね、よくパーセーブをしたと思う。あすは、風の計算が難しそう。とにかく、集中します」

黄 壁洵 (2位:+2)
「風邪気味で、あがりの3ホールは集中力が続かない。思うようなショットができなかった。(首位の)ゲッキンは集中力が売り物。きょうはゆっくり休んで、あすに備えます」

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