1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. スタジオアリス女子オープン 最終日

2009.4.12

スタジオアリス女子オープン 最終日

横峯さくら、大逆転でツアー通算10勝目!

 2009年度LPGAツアー第4戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の最終日が兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(6,504Yards、Par72)で行われた。天候:晴れ、気温:21.8℃、風速:4m。

 満開の桜も最後の見頃となった花屋敷GC。絶好の天候の中、手に汗握る優勝争いを制したのは、横峯さくら。前半でスコアを伸ばした全美貞(ジョンミジョン・韓国)に4打のリードを許したものの、後半を2アンダーでまとめて首位の全を待つ。すると、首位の全が15、18番ホールで痛恨のボギーとし、勝負の行方はプレーオフに突入。1ホール目は両者パーとし迎えた2ホール目。全がグリーン奥からのアプローチを寄せきれずボギーとしたのに対し、横峯は1m弱のパーパットを沈め、ついに決着。横峯さくらが宮里藍に次ぐ史上2番目の若さで区切りのツアー通算10勝目を飾った。また3位タイには北田瑠衣が入り、注目の宮里藍は通算1アンダーの6位タイで今季国内初戦を終えた。

 10ホールで3つスコアを伸ばした全が、2位以下に4打のリードを広げて一時は独走体勢かと思われた最終日。この日68をマークした横峯も「プレーオフになるとは思ってなかったので、帰る準備をしていました。でも全さんの最後のパットが外れて“エッ”という感じで」と驚きを隠せなかったが「プレーオフ出来るんだったら、勝ちたいなという気持ちになりました」と気を引き締めてプレーオフに向かい、見事に勝利を収めた。今までは勝ちを滅多に口にすることが無かった横峯だが、『今年は賞金女王を獲る』と今シーズンから積極的に口にしてきた意識の変化がこの場面で垣間見えた。「言葉というのは大事ですね。勝ちたいという気持ちを口にする事によって、自分の中でちょっとした変化というか、プラスになりました」。最後の最後まで勝負にこだわった精神面の成長が、今回の劇的な優勝に繋がった。

2位 全美貞
「途中まではいい感じだったんですけれど、中盤にショットを曲げてしまって…。そのくらいのミスは誰でもやると思うんですけど、そこからうまくパーが取れなかったのと、最後は運がついてなかったと思います。プレーオフ前の最後のパットも、入ったと思ったのが止まってしまって…。あれ以上のパットは打てなかったと思うので仕方ないです。これからいっぱい試合はあるので、また来週から頑張ります」。

3位 北田瑠衣
「悔しいですけど、仕方ないですね。ロングでボギーしてしまったので本当にもったいなかったですけど、3日間通してアンダーで回れたし、今年ベストフィニッシュ出来たのでよかったと思います。18番ホールは難しいので、まず自分がパーセーブしてと思ってたんですけど、思い通りのストロークでパットが出来てのあの結果なので、それは仕方ないです」。

6位タイ 宮里藍
「今日は距離が合わなかったですね。外れ方も悪くて、砂の上や難しいアプローチだったり、内容は拾いまくって我慢してたほうなので、あと2つ3つあったらなという感じです。それでも、朝から落ち着いて自分のペースで出来たし、優勝争いから離れてもあきらめずに最後まで自分のゴルフが出来たので。たくさん応援してもらったし、すごく楽しかったです。今週はパットが良くて入るイメージもしっかり出来たし、逆に課題も見つかったので、長い目で見てしっかり取り組んでいきたいです」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索