2018.9.8
大逆転はあるか 有村智恵、集中力で勝負
<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 小杉カントリークラブ(富山県)第3日
好事魔多し。これがゴルフの深淵なるところだろう。14番、第1打のOBはそれだ。「今日は、とても調子がいい。打った時、とてもいい感触だった。ただ、ボールはすごく左へ曲がって…。うーん、雨が影響したのかもしれない。気にせずに気分を切り替え、それ以降を過ごした」とふりかえる。このホール、ダブルボギーだったが、続く15番で8メートル、16番も3メートルのバーディー奪取に成功した。
「アン(ソンジュ)さんと3日間、同組です。さすがにおしゃべりをする話題がなくなってしまいました」と冗談交じりにいい、「彼女はアプローチがすごくうまい。クラブを長く持ち、ヘッドを上手に走らせ、コックを使い、爆発力で打つイメージ。今大会は、ラフが深い。よしっ、それでいこうと思ったら3日間、一緒でした。最終日もそのイメージを忘れずにプレーしたいと思っている」と不思議な縁を明かす。
最終日も天候の回復は望めない。だから、集中力持続が重要なファクターだ。「今日は、(自身の基準で)最低限のプレーはできた。雨は予測不可能なことが、たまに起きる。1打を大切にプレーします」。最終日、最終組とはいえ、首位とは6打差だが、勝負は最後までわからない。公式戦なら、なおさらだ。
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