ヴァーナルレディース　第2日目

　LPGAツアー第9戦『ヴァーナルレディース』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の第2ラウンドが、福岡県朝倉市の福岡センチュリーゴルフ倶楽部で行われた。天候：くもり、気温19.8度、東南東の風1ｍのコンディション。決勝ラウンド進出をかけて、106選手が熱い戦いを繰り広げた。

　初日首位の斉藤裕子が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算7アンダーで首位を守った。2004年の『中京テレビ・ブリヂストンレディス』以来5年ぶり、ツアー2勝目を目指す。4打差の9位タイからスタートした不動裕理が、5バーディー、ノーボギーと元・女王の実力を見せる素晴らしいゴルフで、67をマーク。首位に1打差の通算6アンダー2位に急浮上した。さらに1打差の通算5アンダー3位タイには、今季すでに1勝し、現在賞金ランキング1位の横峯さくらと開幕戦・優勝の三塚優子が続いている。

　大会2日目も首位を守った今季最年長の賞金シード選手・斉藤裕子（41歳）。先々週の『クリスタルガイザーレディス』でも最終日を首位で迎え、最終組で優勝争いを演じている。「今日は昨日に続いてショットがすごく良かった。多分体のバランスが良いんですかね。アドレスの時にピタッときます。春先からずっとこんな感じできてますね」とショットの好調を維持。今日もショートホールで2m、5m、3mに寄せ4ホール中3ホールでバーディーを奪っている。「ショットの良さは2週前と変わらず、でもこの前は後半で良くなかったので、明日は後半の14番、15番がポイントになってくると思います。16番は確実にバーディー取りたいですね」と先々週5年ぶりの優勝を逃した反省点もしっかりと分析している。明日の最終日は雨予報。雨が苦手な選手もいるが、「私は雨は好きです。雨の日はすごく集中できるので、明日も結構自分の世界に入れるかも」と笑顔で話した。40代でのツアー優勝は、2005年の『アピタ・サークルK・サンクスレディス』で優勝した具玉姫以来。4年ぶりの40代Ｖに挑む。