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2009.5.17

ヴァーナルレディース 最終日

斉藤裕子 首位守りきり優勝!

 LPGAツアー第9戦『ヴァーナルレディース』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の最終ラウンドが、福岡県朝倉市の福岡センチュリーゴルフ倶楽部(6,594Yards,Par72)で行われた。

 朝から激しい雨で一時は競技が中断した最終日。悪コンディションで上位陣が軒並みスコアを崩すなか、3日間安定感抜群のショットをみせたプロ20年目ベテラン斉藤裕子が初日からの首位を守りきり完全優勝で第10回の記念大会を制した。3打差の2位には不動裕理、古閑美保、イムウナ(韓国)が入った。開幕から8大会連続10位以内を目指した横峯さくらは4番のボギーに続き5番をダブルボギーとするなどそこから大きくスコアを崩しトータルイーブンパーの6位タイとなった。

 昨日までの安定したスコアとは打って変って苦しい1日となった斉藤。この日は3バーディー3ボギー1ダブルボギーの74と出入りの激しいゴルフ。「辛かったです。中断の時間、待っている時間、歩いている時間とか」と降りしきる雨に加え優勝がかかる中でのプレーは大きなプレッシャーとなったようだ。しかし、15、16番とクリークに入れてしまうなど、トラブルに見舞われながらも、「初日からパターが入っていて、ショットが乱れててもパットが入っていたし、ラインも読めていたので」と冷静なプレーで終わってみれば2位と3打差、トータル5アンダーで2004年の『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』以来5年ぶりのツアー2勝目。優勝パットを沈めた瞬間、握りこぶしを力強くあげ、涙のない最高の笑顔を輝かせた。40代でのツアー優勝は、2005年の『アピタ・サークルK・サンクスレディス』で優勝した具玉姫以来となるが、若い選手に負けない斉藤の勢いは今後も続くだろう。

2位タイ 不動 裕理
「池に入ったところ(15番)、あそこが痛いミスでした。バーディーが来なかったのが残念でしたね。今日はこういう日だったんだと思います。斉藤さんは結構堅いパーパットも入れてくるし、アプローチも落ち着いてやっていて、我慢は大切なんだと思いましたね」。

2位タイ 古閑 美保
「久しぶりに寄った距離が入りましたね。1.5mがよく入ってくれました。雨でも崩れるタイプじゃないので、逆にスコアを伸ばせるからいいですね。天気がいいよりは今の調子なら雨風があったほうが上位にいけるから。毎週雨が降ればいいですね」。

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