私もライトアップ　金田久美子、ホステスの極意

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

スタンレーレディスゴルフトーナメント　東名カントリークラブ（静岡県）

　ホステスプロとして、今年も迎えた今大会。金田久美子はいつもと違い、少しだけ緊張した表情で、「一番勝ちたい大会です。でも、一番難しい大会かもしれない」と話した。ということで、その場を和ませるために、「スタンレーさんのすごいところを教えてください」と水を向けてみる。さすがに、右上を見ながら、しばし黙考し、「ナイアガラの滝をライトアップしているのは、スタンレーさんですよ」。

　不勉強とはいえ、これは存じ上げなかった。さらに、金田は続ける。「私が所属しているからいうわけではないけど、北野社長が、とてもよくしていただいて…。とにかく、よく面倒をみてくださいます。きょうの、プロアマ大会でも歴代の優勝者を招いているように、とにかく熱い方。それと情がある。また、話が戻りますけど、だからナイアガラの滝をライトアップするなど、スケールの大きいことができるのだと感じました」と明かしている。

　さて、肝心の調子は－。「よくもない。悪くもない。そんなところでしょうか。この大会は、結果を求めすぎて、それが逆効果になることが多いから、今回は自然体で臨みます。今夜は、お肉とお米をしっかり食べて」という。とはいえ、プロアマ表彰式が終わり、選手の多くが、足早にコースをあとにしたものの、「ちょっとパッティングを」。準備を怠らない。これがホステスプロというものだ。