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2018.10.19

林菜乃子が最終戦V 大接戦を制す

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2018年LPGAステップ・アップ・ツアー最終戦『京都レディースオープン』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が19日、京都府城陽市・城陽カントリー倶楽部東コース(6,352ヤード/パー72)で行われた。通算8アンダーで、ルーキーの林菜乃子が初優勝。1打差の2位タイは丹萌乃とアマチュアの古江彩佳が入った。また、河本結がステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1位に。2019年第1回リランキングまでのLPGAツアー出場権を手にした。(天候:晴れ時々曇り 気温:22.9℃ 風速:1.9m/s)

 林菜乃子は18番、1打リードの首位で迎えた。第2打は、ピンまで98ヤード。「山陽新聞レディースカップの14番で、大きいクラブで軽く打って、ボギーを叩いた。芹澤信雄プロから、『優勝争いしている時、軽く打つことができるのは、何勝もしている選手。絶対ダメだ』と言われたのを、そのとき思い出した」。52度のウェッジを振り抜き、2メートルにつける。バーディーフィニッシュとはいかなかったが、2パットのパーセーブ。プロ初のウイニングパットを決めた。

 第2日、難コース・城陽カントリー倶楽部をノーボギーでプレーする。勢いをそのままに最終日、連続バーディースタートで波に乗った。「最初からガンガン行くつもりでした。自分らしく思い切って」と首位を奪う。ただ、アマチュアの古江が3番のバーディーで首位へ並ぶ。デッドヒートを展開した。さらに、9番で古江がバーディーを決める。首位を明け渡す。「古江さんは、アマチュアでも上手。しかし、相手をほめている場合ではない。私は負けない。9月の山陽新聞レディースカップは、残り9ホールで自滅。格好いいプレーなんてしなくてもいい。必死に食らいついていこうと思った」という。

 勝負のバックナイン。11番で古江がバーディーを奪い、2打差をつけられる。しかし、「まだ何が起こるかわからない」と再び、奮い立つ。12番で8メートルのバーディーを沈め、1打差に迫る。「これでいけると思った。絶対負けない。ゴルフは競ったときに、どれだけ気持ちを強く保てるかです」。15番で古江がボギーを叩き、流れを呼び込む。16番のバーディーで再び、単独首位に立ち、念願の初優勝を飾る。

 今回の勝利は値千金。ステップアップツアー賞金ランキングで、5位へ浮上した。「ひとりで優勝したわけではありません。スポンサーの皆さま、指導を受けている芹澤信雄プロをはじめ、みなさんのサポートがあったから。期待に応えようと、最後まで必死でした。QTをファイナルから出場できることがうれしいけど、成績を残さないと意味がありません。来年はLPGAツアーへ行きます」と誓った。今シーズン、ステップアップした証明は、2019年に-。

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