マンシングウェアレディース東海クラシック　第1日目

不動裕理がコースレコード＆自己ベストタイの63で単独首位！

　2009年度LPGAツアー第24戦『マンシングウェアレディース東海クラシック』（賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円）の初日が、愛知県知多郡の南愛知カントリークラブ・美浜コース（6,458Yards,Par72）で開催された。

　天候：曇り、気温：26.2℃、風速：2m。LPGA公認競技として最も古い歴史を持つ今大会。第40回を迎えた記念すべき初日は、過ごしやすい絶好のコンディションで行われた。そんななか驚異的なスコアで飛び出したのはディフェンディングチャンピオンの不動裕理。9バーディーノーボギーの完璧なゴルフでコースレコードの63をマーク。単独トップに立った。2打差の2位タイには馬場ゆかり、原江里菜、若林舞衣子の3人が続いている。また、3週連続優勝を狙う諸見里しのぶは1オーバーの64位タイと大きく出遅れた。

　今季は常に上位に顔を出しながらも、未だに勝利からは遠ざかっている不動。「本当に久しぶりの60台という感じがします。内容は言い出したらきりがないですけど、合格点は出ます」と自己ベストタイのスコアにも淡々とした様子。猛チャージのきっかけは2番ホール。グリーン右横からのアプローチが見事にカップに吸い込まれ、チップインバーディー。「チップインはなかなか出ないので、今日はラッキーかもと思ってプレーしたのが良かったかもしれないです」と波に乗り、その後は全てパーオン。バーディーを量産した。「このコースはコンディションも良いし、景色にも癒されますね。グリーンも素直だし、好きです。でも今日の63は出来過ぎです。優勝カップまでは、なかなか遠いですね」とあくまで謙虚に話す不動だが、相性抜群のコースだけに、優勝争いは間違いなさそうだ。


2位タイ　馬場ゆかり
「（自己ベストタイの65をマーク）ここまでスコアが出せるとは思っていなかったし、イーグルも出たのですごく嬉しいです。ショット、パットともに（先週に）引き続き良い感じです。先週の悔しさは月曜になってから沸いてきました。でも周りの人たちから『ついてなかったけど、一生懸命やった結果なのだから』と声をかけてもらったのが嬉しくて、力になります。（明日は）追いかける立場のほうがやりやすいです。このコースはスコアは出てるけど簡単ではないので、上を向いていければと」。

2位タイ　原江里菜
「（久々に良いラウンドができた？）そうですね。ショットも良かったですし。今日くらいのショットは先週もあったんですけど、パットも入ってくれて自分の中でも良いラウンドが出来たと思います。（なにか修正を？）スイング的にはいろいろ直しているけど、それ以外はないですね。パットは自分のフィーリングと結果が合ってきたというか。最近ずっといいスコアが出なかったので、5アンダーくらいになったときドキドキしたんですけど、前のほうですごい歓声が上がっていて冷静になれました」。

2位タイ　若林舞衣子
「今日はパターが入ってくれて良かったです。でも不動さん、9アンダーってすごいですね。昨日のプロアマでは不動さんの後ろの組で回っていたんですけど、不動さんはプロアマのときからすごいのが入ってました。私も今日は長いのが入ってくれました。ノーボギーが一番嬉しいですね。明日もノーボギーで回りたいです。ここは曲がらなければスコアが出るコースだけど、トリッキーなところもありますから、しっかりフェアウェイキープしていきたいです」。

64位タイ　諸見里しのぶ
「今日は12番のロングでボギーを出してしまって、そこで流れを変えてしまいました。ロングパットをリズム良く打とうと思ったら3パットしてしまて、それから打ち切れなくなっちゃいましたね。不動さんはすごく簡単にゴルフをしていましたね。ああいうゴルフが出来るチャンスはあるので、明日はしっかりやって9アンダー出せるようにしたいです。バーディーを取ると元気になれるので、明日はバーディーでスタートしたいです」。

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　開催前日の9月17日（木）、第40回大会の開催を記念してプレートの贈呈式が行われました。

　1970年から開催されている本大会は、今年で40回大会を迎えました。40回という数字は公式戦を除くと、現在最も多い開催回数となります。今回、この記念すべき第40回大会を迎えるにあたり、主催者である東海テレビ放送様と株式会社デサント様に対し、第1回大会の優勝者でもある樋口久子会長より、感謝の意を込めて記念プレートが贈呈されました。