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2018.10.25

賞金女王へロックオン 鈴木愛は背水の陣

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第34戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が10月26日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,585ヤード/パー72)で開幕する。25日はプロアマトーナメントが行われた。

 残り5戦。2年連続賞金女王を目指す、鈴木愛は背水の陣へ挑む。「毎試合、1000万円を稼ぎます。そうすれば、他の記録などもついてくるでしょう」。実にわかりやすい。ターゲットをシンプルにすれば、集中力も高まる。ひとくちに1000万円といっても、それはもう大変な覚悟だ。とはいえ、新たな高みを目指す挑戦。

 「1Wがあまりよくない以外、他はいい感じです。総合力からすれば、前週が良かったかもしれないけど、そんな弱音を吐いている場合ではありません」と強気だ。期待に応えたい。そんな気持ちが体内に満ちてきたのは、2週前の富士通レディース最終日。親交がある千葉ロッテの選手が、優勝を期待して駆けつけた。「愛ちゃんの逆転優勝が見たいとおっしゃって、福浦さん、また今年限りで現役を引退する岡田さん、金澤さんが応援に来てくださった。でも、期待に応えられず、申し訳ない。福浦さんへおめでとう。岡田さん、金澤さんには長い間、お疲れさまという気持ちを成績で示したかった。だから、前週からせめて賞金女王は-とより強く意識するようになった」という。

 というわけで、より素晴らしい状態を整えるため、練習時は自身のスイングを動画撮影し、入念にチェックを始めた。「自分を追い込むわけではない。ただ、これからは意地をみせるため、できることはすべて行う。シーズンの集大成です」と説明。そして、「年間平均ストロークが今、69.9636。日本ツアーではまだ、60台をマークした選手はいないそうですね。だけど、それはいいプレーをすればついてくるものでしょう。あれもこれも欲張ってはよけいなプレッシャーがかかる。イージーミスをしない。それから欲を出しすぎずにプレーする。手前から攻めるなど、ゴルフの基本を常に念頭へ置いて…」。

 ちなみに、今大会、1000万円の目標をクリアするためには優勝しかない。お手並み拝見といこう。追い詰められてさらなる実力を発揮するのが、スーパースターの条件。正念場のスタートである。

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