2018.10.26
2度あることは3度 西山家伝説の儀式で挑戦
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)第1日
もっかのところ、西山ゆかりは今季、出場が確定しているのは3戦を残すのみ。賞金シード獲得など、さまざまな思惑が絡んでいる。それだけに、4位タイのスタートはジャンプアップの絶好機。16番で披露したイーグルなど、ギャラリーを大いにわかせ、「ティーショットが安定してきた。すごく良かったと思います。それ以上に、ノーボギーのラウンドが評価できる」と明るい表情だ。
急上昇の要因を、「そういえば」と語ってくれたのが、トスバッティング。プロテスト合格の直前、初の賞金シードを獲得するシーズン前のオフと過去2回、実践すると不思議に幸運が舞い込んできた、ここ一番の儀式だ。「トスをしてくれたのは、父。これまでもそうです。面をより意識して、体幹で打つ。パワーアップが目的です」という。野球のバットから、テニスのラケットで計300球を行った。
手応えは上々である。「(指導を受ける)芹澤プロからは、スイングで下半身が逃げている、と指摘されました」という流れを受け、思い立ったのはトスバッティングという流れだ。ちなみに今季、自身3度目のトリプル3を達成したヤクルト・山田は、11種類のティーバッティングとトスバッティングを欠かさない。父娘一丸で準備を行った今大会は、「1打でも少なくあがることを絶対に忘れない」とシンプルな目標を語っている。
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