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2018.10.27

301ヤードのビッグドライブ 葭葉ルミ、変身の裏

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)第2日

 葭葉ルミの16番。圧巻の第1打にギャラリーがどよめく。301ヤードを叩きだした。この日は、精度も抜群でパーオン率は100%。「きょうは、100点の内容です。あすは久々に優勝争い。チャンスです。このコースは、飛ばし屋が有利ということを感じる」と話している。

 23位タイから、7位タイへジャンプアップ。意外な要因を語った。「きのう、パー5でひとつもバーディーがとれない。ちょっと焦ります。そうはいっても、考えてみれば最近は、たくさんの選手がパー5でバーディーをとることが、当たり前のような感じになっているでしょう。となれば、ピンポジションが難しくなる」と前置きし、丁寧な解説をいただいた。

 「パー5は無欲で行く。しかし、皆さんが難しい、私も難しいと感じる、10番などのホールできょうは思い切り、クラブを振り抜いた。私の長所を生かすには、パー4で距離を稼ぎ、できるだけ短い番手で第2打を。そうすることでより、チャンスが増えることになると考えました」。

 逆転の発想である。第2日、すべてのパー5でバーディー奪取は、思考の違いにあった。難ホールへ立ち向かう強い決意が、好スコアにつながる。勇気100%で最終日へ。首位と4打差の大逆転も、飛距離のアドバンテージが演出するものだ。

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