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2018.11.1

鈴木愛 気持ちを新たに

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

TOTOジャパンクラシック 瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)

 鈴木愛は、6月のニチレイレディスを最後に4ヶ月以上も優勝から遠ざかっている。残り試合は、今大会を含め4試合。2年連続賞金女王をかけて、正念場だ。賞金ランキング1位のアンソンジュとの差は約3,800万円。取りこぼしが許されない状況だ。

 しかも、ロレックスランキング1位のアリヤ・ジュタヌガーンをはじめ、米ツアーで活躍する選手が大挙押し寄せ、その実力が試される。「毎年そうですけど、日本の選手でトップ10に入るのは、良くて3人。最低でも、トップ10へ入らないといけない」と気合が入る。しかも、ひといき置いて、「必ず優勝したい」。これぞ、日本代表の心意気。ホームアドバンテージがあるからだ。

 さらに、第1日、オーストラリアのミンジー・リー、米国のレキシー・トンプソンと同組でプレーすることをプラスととらえた。「勉強する意味は、もちろんある。選手の半数以上が、海外の選手です。新しい気持ちで戦えるのがパワーになる。いつもプレーしている日本ツアーの選手では、いろいろなことを意識してしまう。だから、私は海外選手と一緒がいい」と説明した。

 コースは13年振りに、瀬田ゴルフコース北コースへ。「高校生の時、北コースでプレーしたことがある。あまり覚えていません。いい意味で初めてのコースのようです」とボルテージが上がる。月が替わり、気分を一新。きょう、11月1日は1が並ぶ、鈴木が大好きな日だ。そういえば、11月をテーマにした楽曲にも、現在の鈴木にふさわしいものが多い。世界的な名声を得た、武満徹のノヴェンバー・ステップス。モリッシーには、モンスターが生まれる11月という名曲もある。意地を見せなければならない11月のスタートだ。

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