2018.11.2
首位発進のユソヨン 伝説へチャレンジ
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦。また、LPGAツアー第35戦も兼ねる『TOTOジャパンクラシック』(賞金総額1,500,000ドル、優勝賞金225,000ドル)が11月2日、滋賀県大津市・瀬田ゴルフコース北コース(6,659ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、7アンダーで首位に立ったのはユソヨン。1打差の6アンダー、2位タイで畑岡奈紗、キムインキョン、申ジエが続く。 (天候:晴れ 気温:15.7℃ 風速:2.7m/s)
伝説、そして記録へ挑戦する。7アンダーのロケットスタートを決めたユソヨンは、今季の日本女子オープンをほうふつとさせる第1日だった。日本との相性が抜群といってしまえばそれまでだが、好調の理由をうれしそうに語る。「前週の台湾、その前の韓国の試合は結果がよくない。不振の要因はパッティング。一生懸命に練習しました。スタンスがスクエアか。ボールの位置が合っているのか。フェースの向きはスクエアか。ストロークのテンポは一定かなど、基本をひとつひとつ再チェックしました」という。
当たり前のことが当たり前にできない時は、基本へ帰る。わかっていても、なかなかできないものである。これが再浮上のきっかけだ。「きょうのプレーで、失っていた自信がよみがえった。パッティングも本当に良くなっています」と説明する。その上で、日本女子オープンとの比較を語った。「4日間競技で良い結果を残すには第1日、良いスコアをマークしなければ後が続かない。とにかく、一生懸命です。しかし、今回は3日間競技とはいうものの、私は優勝を強く意識して来日しました。だから、頑張ったのです」。
こうなると、アニカ・ソレンスタムが今コースでマークした3日間、24アンダーという記録を更新するのでは−という話題が出てきた。「アニカの記録はとてつもないレコード」としながら、「スコアではなく3日間、ノーボギーが私の目標。アニカもそうだったし、私もそうなればいい」と加えている。ちなみに、今シーズンは、「何もかもうまくいかなかった」そうだ。世界ランキングは3位でも、賞金ランク5位。しかも、米ツアーでは、わずか1勝をあげたのみ。「自己評価をすると、Bです。でも、この試合で優勝することができたらAをあげたい」と力を込めた。
ただし、来日してから、ゴルフばかりを行ったわけではない。初めての京都観光で、祇園の町並みなどを散策。「また、シーズンがオフになる来月も訪れたい。日本が素晴らしいから」と目を輝かせる。そうだ、京都いこう。そうだ、優勝しよう。ユにとって、まさにジパングである。
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