2018.11.4
上田桃子 「最終日までわくわくしました」
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
TOTOジャパンクラシック 瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)最終日
18番。渾身のバーディーパットが決まった。前日はボギー。借りはきっちりと返しておきたい。残り60ヤードの第3打は、気迫がみなぎっていた。会心のショットは、5年ぶりに替えた60度のウェッジ。「本当は替えたくはなかったけど……」という。しかし、「メーカーの方が夜中までかかってつくってくださった」。感謝の気持ちと、スタッフの心意気がクラブへ乗り移ったのだろう。
「60度のウェッジがいい仕事をしてくれた。そういえば、クラブを替えるのがだいたいこの試合です。いい成績が出ることが多いし、運試しでやったことがいい方向へ行ったのかなぁと思います」。ワンショットのストーリーを語っている。とはいえ、この日は好調とはいえなかった。「ショットが思い通りにいかない。その代わり、アプローチとパッティングが良かった。バンカーへ何度も入れたけど、うまく切り抜けることができたと思う。自分の持ち味を活かせた」とも。
まだ、確定したわけではないものの、今大会の粘りが最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ出場をグイっと引き寄せた。「次週から2戦連続でコースとの相性がいい。今回ぐらい、パッティングが決まれば戦える」と気合を込める。もちろん、優勝を狙って−。さらに、締めの言葉も力強い。「この大会があるから、自分の実力と世界の差が計ることができる。ありがたいです。久々に1週間を通して、ワクワクした気分。何歳になっても、こういうポジションで戦いたい」。闘志が瞳から伝わってきた。
関連ニュース & トピックス
- 2024.4.11
- 静から動へ 上田桃子-イケイケ復活宣言
- 2022.11.6
- 大大吉で65の猛チャージ 永井花奈が2位
- 2022.11.5
- 10億円も見えた 上田桃子の新境地
- 2022.11.4
- 上田桃子 集中力アップで9メートルを決めた
- 2022.11.3
- 秋思で一変 上田桃子-圧巻の5連続で首位
記事検索
年を選ぶ
月を選ぶ
カテゴリ
search検索