ヨネックスレディスゴルフトーナメント　第1日目

ディフェンディングチャンピオン・全美貞が初日首位発進

　2010年LPGAツアー第12戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』（賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円）の１日目が、新潟県長岡市の「ヨネックスカントリークラブ」（6,393Yard、Par72）で開催された。

　天候：曇り、気温：13.7℃、風速：3m。前日から降り続いていた雨はスタート前に止んだものの、肌寒い曇り空となった初日。足元がぬかるみ、アンダーパーで回った選手はわずか8名という難コンディションのなか、ディフェンディングチャンピオンの全美貞（ジョンミジョン・韓国）が6バーディー・2ボギーの4アンダーとし単独首位に立った。2位には2アンダーの諸見里しのぶ、1アンダーの3位タイには横峯さくら、不動裕理ら6人が並んでいる。

　昨年は3日間トータル17アンダーをマークし、2位に5打差の圧勝で優勝を飾った全。「今日はあまりピンチがなかったのがよかったと思います。去年がとてもいいプレーだったので、そのイメージで出来ました」と、この大会との相性の良さを改めて見せつけた。パッティングに関しても「ショットがいい距離につけたので、気楽に打ったら入りました」と満足げ。大会2連覇へ向け絶好の位置につけたが、「（優勝の予感は）無いです。したくても出来るものではないと思っています。まだ初日ですし、あと2日間ありますから」と、気負いなくマイペースのプレーで2日目に臨む。

2位　諸見里しのぶ
「今年は初日出遅れて追いつかないパターンが多かったので、今日は良いスタートを切れました。（出遅れるというのは？）ちょっと大事にいきたいとか、安全にいきたいって気持ちが出てしまって。でも今日なんかは、自分が楽しめるように、どうやったらバーディーが取れるかとか、スコアを伸ばすことにこだわってゴルフができたと思います。シーズン序盤はショットの距離感が合わなくて、ちょっとづつ修正してやっと合ってきたので、だいぶ不安が無くなってきました。あとはこれで結果をだせれば、と。明日は今シーズン初めて最終組で回れるので、最終日に向けていい位置にいられるようしっかり回ってきます」。

3位タイ　不動裕理
「後半はグリーンが速くなったみたいで、打ち過ぎですね。全さんと同組であのゴルフを見せられたら、イマイチ自分のゴルフが冴えないような気がします。（先週の優勝で気持ちに余裕ができたのでは？）リラックスしたいけど、雨が多くて下が緩くなって難しいので、そこまで余裕はないです。5月は難しいですね。（明日が大事になる？）そうですね、昨日と比べて今日はコース状態が良いですから、明日はもっと伸びると思います」。

3位タイ　横峯さくら
「今日はチャンスというチャンスが無かったんですが、アプローチが良かったのでアンダーで回れたのかなと。回ってみてアンダーだったので、良かったと思います。（チャンスが無かったのはショットの影響？）前半はちょっと風に影響されたかなというのはあったけど、ショット自体はあまり良くなかったです。まあでも、調整できる範囲なので大丈夫です」。